めぐらし屋
2018-05-08 | 本
堀江 敏幸 著
遺品の整理と部屋の引きはらいのために訪れた父の部屋で突然かかってきた電話。
蕗子は初めて父の仕事以外の活動を知る。
めぐらし屋とはどういう意味か?
不思議な題名に惹かれ借りました。
「なずな」以来2冊目となる堀江作品。
心に沁みる言葉使いと情景描写に温かい気持ちになりました。
蕗子という名前の由来も、出生届を出した時に路子という名前に草冠がついて蕗子になってしまったという。
この蕗子という名前がぴったりの主人公でした。