緋の河
2020-09-11 | 本
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桜木 紫乃 著
随分前に新聞の紹介欄で見て書き留めておいた本です。
コロナ禍では、図書館も30分以内の滞在とあってあまりウロウロできなく、それでも今回はこの本を見つけ、サッと借りました。
北海道出身のカルセール麻紀さんをモデルとして書いたフィクションの小説です。
小さい頃から可愛いと言われ、姉と仲が良く、自分の事は「アチシ」と言っていた平川秀男。
その顔とは裏腹に気が強く、口が達者。そして、自信家。
今では性同一性障害という言葉も耳慣れてきましたが、当時はいじめや偏見の対象。
自分の居場所を求めて、自分で切り開いていく強さ…読みだしたら時間を忘れててしまう程でした。