歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

財政難の時の経営戦略

2016-06-01 08:23:42 | 日記
皆さんこんにちは。
歴史から学ぶ、財政難の時の経営論についてです。

時は、幕末。
激動の時代の中、長岡藩は、新政府軍(官軍)にもつかず、佐幕派諸藩とも手を結ばす、自藩の中立を保つという方針を打ち出した。

しかし、中立などというムシのいい話が認められるはずはく、長岡藩の城下は、官軍によって三度の戦火にさらされることになる。
結果、謝罪の文を官軍に送り、ついに降伏することとなった。
国賊扱いされた長岡藩は、大幅に石高を削られてしまう。

藩士や家族たちは、白米はもちろん、三度のおかゆすら満足に食べられない有様だ。
その惨状をみかねた支藩の三根藩から、米俵100表が送られてきた。

藩士たちは、「これで一息つける」と喜んだ。
しかし筆頭家老である小林虎三郎は、「この100表で、学校を建てる」と言い出した。
「まずは食べることではないか」と藩士たちは反発したが、彼は動じない。

「藩に優秀な人物がいたなら、このような痛ましことは起きなかった。わしのやり方は、すぐに効果を出すものではないが、藩を立て直すには、これよりほかに道はない。」

やがて「国漢学校」と名付けられた学校が、新築され、虎三郎自ら校長を務めた。
その後、国漢学校は、新政府の学制に組み込まれ、長岡中学校となる。
名門長岡中学校からは、帝大総長をはじめ、山本五十六など、
幾多の優秀な人物が巣立っていったのだ。

長岡藩の事例は、現代の会社経営も同じではないでしょうか。
会社運営には波があり、いい時ばかりではありません。
財政的に苦しい時、目先の利益のみを追い求めるのか。
それとも、将来を見据えた長期的な経営方針を打ち出すのか。

皆さんの会社が順調なのは、危機的状況を乗り越えたからではないでしょうか。
皆さんの事例とご意見を、ぜひぜひ関口に教えて下さい。



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