歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

朝日新聞の記事 ~雇調金がもたらしたもの~

2023-04-25 17:20:27 | 歴史に学ぶ人事経営論
コロナ禍で、売上が落ちたのだが、従業員を解雇せず、休業させ、雇用を守った会社に対し、休業手当の全額が国から支給された制度。
しかしながら、雇用の流動化を阻害してしまった側面もある。業種には、時代の流れに応じ、栄枯盛衰はあり、コロナ禍でも売上を伸ばし、人手不足の業種もあった。そういった業種への、労働力の流動化を雇調金が阻害してしまった。
また、企業が休業対象者に選ぶのは、人事査定の低い、いわゆるダメ社員だ。彼らに対し、「給料は出してあげる(助成金出るから)。出社も仕事もしなくていい」と伝え、1年も2年も休職させるとどうなるのか?
ダメ社員が、スキルアップのため、学ぶのか?あるいは食っちゃ寝、食っちゃ寝して過ごすのか。
雇調金がもたらしたもの、それは、財源不足により、雇用保険料率が上がってしまったことではないか?



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