歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

降格処分の件

2016-11-01 09:19:39 | 日記
皆さんこんにちは。
皆さんの会社では、降格処分をする際の基準はありますか?
今日は降格処分のお話です。

徳川七代将軍家継は、わずかな在任期間で死んでしまったため、江戸城では、後継者を選ぶ会議が行われていた。
かなりもめた末、紀伊藩主であった吉宗が選任された。

その吉宗が徳川8代将軍に就任した際、吉宗は、かつての信頼のおける御家人を「庭番(庭師)」に任命した。
植木や芝の伐採や池のコイの世話など、城内の庭の整備の仕事をさせたのだ。
つまり、降格処分である。

この降格処分は、江戸城の既存の重臣たちを安心させた。
自分たちの身分が、新参者に奪われることなく、安泰が保障されたからだ。

しかしこの庭番は、必ずしも庭の世話をしているわけではない。
江戸に屋敷を構えている大名などが、吉宗の実行した「享保の改革」に対し、どんな意見をもっているのか、調査しているのだ。
悪い言い方をすれば「スパイ」なのだ。
だからこそ、身分が発覚しないよう、表向きは庭番に任命した。

つまりこの降格処分は、処分を受けた者(吉宗の既存の重臣たち)も、処分を受けなかった者(江戸城の既存の重臣たち)も、納得するものだったのだ。

降格処分を下すのは、非常に難しいことです。
処分を受けた者も受けなかった者も納得するにはどうすればいいのか?
ぜひぜひ社内のキーパーソンである皆さんのお考えを、お聞かせ下さい。

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