故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

一緒に食べる

2019-05-30 03:46:35 | よもやま話

笑顔も素敵とタイトルをつけました。
この方の笑顔を見たことがありません。
どうしたら、笑わすことができるのでしょう。


昨日は、いじめについて書きました。
今日は、「一緒に食べる」というタイトルにしました。
腹いいっぱいになったら、悪さはしない。
この言葉は、多くの真実を含んでいると思います。

若い時、外人と一緒に食事をするのが苦痛でした。
理解できないまま、笑顔で答えるのが自分をゆがめるように感じました。
今は、平気です。三語英語で話しかけます。すると三語英語で返してくれます。
分からない単語は、なに?と聞きます。優しい言葉に変えてくれます。
何度もそのやり取りをします。生きた語彙力がつきました。

ここでも一緒です。方言と思われてない言葉が会話に出てきます。
すぐに、なに?と聞きます。少し赤くなって応えてくれます。
ドイツ語の発音が、完璧にできていると褒めたたえます。
すしとすすの違いがよくわかりません。これがドイツ語的なのです。

さて、「一緒に食べる」でした。
食べる前に、食材を一緒に収穫します。
収穫する食材を一緒に栽培するともっと良いでしょう。
栽培し収穫したもので、料理を一緒にします。
そして、一緒に食べる。
気の長い話です。
これで、悪さをする子が減ったと聞きました。
ものに対する感謝が芽生えたり、作ることの困難さを学ぶ機会になるのです。
一緒に作るときは、友達どうしが協力しなければならない。
大人のアドバイスを聞くと美味しくできたりする。
そして、腹がくちる。満足です。

食事の時に、会話をします。
一連の作業の中で、分からないことを素直に聞けます。
知っている子もいれば、知らない子もいる。
だれも較べたりしません。威張ったりも卑下もない。
誰(子供も大人も)にも完璧にはできないからです。
知っている子も最初は知らなかっただけです。

勉強のできない子ができる子に教わる。
勉強のできる子は、かけっこを勉強ができない子に教わる。
誰でも得意分野がある。それを認める。そして助け合う。
きっと、そんなことでぎすぎすが解消され、悪さも減っていくのでしょう。
自由に話せる場があり、誰もが自由に話す。
野菜を育て、収穫し一緒に料理をし食べるうちに、会話が楽しくなるのでしょう。
こんなプログラムを荒廃する学校に取り入れた、アメリカの話を聞きました。

私達は、良かれと信じアドバイスをし矯正しようとします。
自分の考えとやり方に巻き込む行為です。
一緒に学ぶ。ベターではなくグレートを目指す。
誰もが到達できないから、一生懸命になる。
一人のベターを分かつことで、グレートに近づけるのです。
怒ることはどこにもありません。
だって、教える人も教わる人も到達できないのだから怒る必要がない。

今日からテレビを消して、妻の話に聞き耳を立てます。

仏法僧 今年も森で 風抜ける

2019年5月30日
コメント
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