絵のタイトルは、「おーい」です。
横浜ベイブリッジに向かって、どんな気持ちで呼びかけているのでしょう。
今日のタイトルは、「最後の横浜旅」です。
家族と過ごした古家を息子が継承してくれます。
傷んだ箇所を治し、伸びたに庭の木と裏山のどうしようもない椿を伐りました。
25年間、溜め込んだごみを捨てました。
袋(45リッター)にして、約150個でした。
地域のゴミ捨て場と環境センターに持ち込みました。
2週間かかりました。
家を出て、10年間。
澱のように、私の中に淀んでいました。
やっと片づけることができました。
まだまだ足りませんが、あとは息子に任せることにしました。
25年間の歴史は、亡くなった妻の遺品と巣だった子供たちが残したものに溢れていました。
箱の破けたところに接ぎを当て、汚れた壁をふき取ることができました。
地面だけは腐らないから、使い倒しておくれと古家を息子に引き渡しました。
長かった会社員生活を短く感じます。
命を削るような断捨離の10年間をとても長く感じます。
捨てる力が残っている。
より強くなると感じるのも断捨離です。
身体は疲れ切っていますが、目は輝いています。
地域おこしのポスターに使ってもらえるかもしれない。
25年間の暮らしを、わずか2週間で整理した覚悟の旅となりました。
2023年9月21日