さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ジンチョウゲ

2016-03-30 22:10:19 | 樹木

*2016年3月30日撮影

 今は雨が降っていますが、今日も日中はずっと良い天気でした。

 早春の花のひとつ、ジンチョウゲがそちこちの庭で咲いています。
 秋のキンモクセイと並んで、良い香りがすることで知られています。
 紅白といっていいのか、手まり状にまるく咲く花が美しい低木です。





*2016年3月28日撮影

 ジンチョウゲは中国原産で、観賞用の庭木として室町時代に渡来したとされています。
 香りが「沈香(じんこう)」という香りに似ていて、葉の形が「丁子(ちょうじ)」という植物に似ているというので、「沈丁花」になったのだそうです。
 漢字の読みからチンチョウゲという人もいますが、一般にはジンチョウゲとよばれています。





*2016年3月25日撮影

 ジンチョウゲはほっておいても樹高が高くならず、1mぐらいにしかならないと聞きました。
 寿命の短い木で、数年で枯れてしまうことも多いのだそうです。
 特に湿気は禁物で、湿った土地では生きられないといいます。
 栽培の難しい庭木のようですが、春を告げる花のひとつとしてとても印象的です。