*2019年3月19日撮影
暖かい春の一日でした。もう冬に戻ることはなしにしてほしいものです。
落葉樹はみな葉を落として、少し寂しい眺めです。
そんな中でも、冬芽が美しい樹木もあります。
写真は、小さな葉を重ねたような実がついている「シデ」の名がつく木です。
赤い芽が目立つので、アカシデではないかと思います。
*2019年3月19日撮影
「シデ」というのは「四手」と書き、神前に捧げる玉串やしめ縄などにつける白い紙の飾りです。
実の形が「四手」に似た樹木を、「〇〇シデ」という名で呼びます。
いちばん一般的なのは、イヌシデです。
*2019年3月19日撮影
その他にも、クマシデとかサワシデとかがあります。
アカシデというのは、花(特に雄花)が赤みが強いことによります。
ただ花以外にも、実が赤っぽかったり、今の時期の冬芽が赤くて目立ちます。
*2019年3月19日撮影
樹形が分かる程度に、全体を写しました。
少し逆光なのでよく分からないかもしれませんが、枝先の芽が赤いので、木全体が赤みを帯びて見えます。
葉のない樹木もそれぞれに個性があって、思いがけず美しかったりします。