さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ミヤギノハギ

2017-09-09 22:16:17 | 樹木

*2017年9月9日撮影

 今日は文句なしの上天気でした。

 萩の花が咲いています。
 会津の鶴ヶ城の南、湯川という川の河川敷に植えられているこれは、たぶんミヤギノハギです。
 萩の中で一番親しまれ、植えられている萩です。





*2017年9月9日撮影

 ミヤギノハギは「宮城野萩」と書くので、仙台市のある宮城県と関わりがあるのかと思うのですが、はっきりしません。
 宮城が原産地だとする説もあるのですが、宮城野というのは花の美しさを表す美称だとも言われます。
 美称というのはいわゆる褒め言葉です。
 どこから宮城野という言葉が出てくるのか、ちょっと分かりません。





*2017年8月5日撮影

 じつは8月の初めにはもう咲き始めていました。
 いまだって満開というほどではないので、長く咲き続ける花なのだと思います。

 関係のない話を少し。
 センダイハギという、黄色い花を春に咲かせる草花があります。
 先代萩または千代萩と書くので、地名の仙台とはかかわりがないようですが、じつは歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」が名前の由来だとか。
 「伽羅先代萩」は、伊達騒動を描いた物語で、まさに宮城なのです。
 そこで、センダイハギという名前とミヤギノハギという名前が、しばしば私の中でごっちゃになってしまいます。

 秋に咲くこの花はミヤギ、春に咲く黄色いのはセンダイと、自分に言い聞かせています。


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