さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ハシボソガラス

2019-02-19 22:16:20 | 

*2019年2月19日撮影

 今日は午後から雨が降ってきました。
 1年で一番寒いはずの時期に雨が降ると言うのは異常です。
 異常ではあっても、気温が上がって暖かかくなるのは歓迎です。
 もう冬は終わったのかと、早合点しています。

 さて、今日はカラスの写真です。
 地味なものばかり取り上げていますが、冬なのでいたしかたありません。
 ケヤキの梢でハシボソガラスが「ポウポウ」という変な声で鳴いていました。
 きっとメスにアピールしているのかと思いますが、真実は分かりません。





*2019年2月15日撮影

 数日前に撮影したハシボソガラスです。
 日本に普通にいるカラスには2種類があって、ハシボソガラスとハシブトガラスです。
 「ハシ」というのはクチバシのことで、クチバシが細いのが「ハシボソ」太いのが「ハシブト」というわけです。
 ただ、クチバシが細いとか太いとか言われても、ちょっと見には区別がつきません。
 区別を自分なりに納得するまでには、カラスを観察するそれなりの時間が必要です。





*2019年2月12日撮影

 いちばん違うのは鳴き声です。
 ハシブトガラスは「カアカア」と澄んだ声で鳴きます。
 ハシボソガラスは「ガアガア」と濁った声で鳴きます。
 鳴いている時の姿を見れば、ハシブトガラスは頭を動かさずに鳴くのですが、ハシボソガスは全身でお辞儀をしながら鳴きます。





*2019年2月10日撮影

 行動パターンも違います。
 ハシボソガラスは地面の上を歩いて餌を探して食べることが多いので、地面の上を歩きます。
 体を揺すって、のっしのっしと歩くイメージです。
 ハシブトガラスはどちらかといえば木の上などにいて、食料となるものを探していて、見つけると急降下して捉えてまた木の上に戻ります。
 ハシブトガラスはあまり「歩く」ことをせず、地面の上を移動するときにはちょんちょんと飛び跳ねるようにして進みます。

 あまり理解されていませんが、鳥類が地面の上を移動するときには、「歩く」と「跳ねる」のふた通りの方法があって、種ごとに決まっています。
 スズメは地面の上を歩くことはしません。ちょんちょんと跳ねて進みます。
 ハトは頭を前後してバランスをとりながら、歩きます。





*2019年1月6日撮影

 川の中にいるハシボソガラスです。
 カラスも体を洗うために水浴びをしますが、ほんのちょっとだけバシャバシャとやってすぐに岸へ戻ります。
 ときにはこれを数回繰り返しますが、たいてい2〜3回でやめてしまいます。
 スズメとかシジュウカラとか、他の鳥たちはかなり長い間水の中でバシャバシャと楽しんでいるように見えますが、カラスはどうも水浴びが嫌いなようです。
 世にいう「カラスの行水」はこのことを言っているようです。


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