*2015年7月7日撮影
これはヤブカラシまたはヤブガラシという草の花です。
筋金入りの雑草で、藪を枯らしてしまうほどはびこるというので、「藪枯らし」なのだそうです。
食べると辛い「辛子」なのかと思ったら違いました。
緑のポツポツはつぼみで、開いた花がオレンジやピンク色をしています。
花というにはなかなか違和感のある姿です。
*2015年7月7日撮影
花の姿をよく見ていただけるようにちょっと拡大しました。
ところどころにオレンジ色の王冠のような姿の花が見えると思います。
オレンジ色の花盤といわれるもののまわりに雄しべが4本立って王冠のような姿になっています。
その外側に緑の花弁が下向きに下がっています。花弁も4枚です。
さて、この雄しべや花弁は午前中に落ちてしまって、残るのはオレンジ色の花盤と中心にある雌しべだけとなります。
雌しべだけが残った花盤はピンク色に変化します。
こうして、緑のつぼみ、オレンジ色の花、ピンクの花盤と雌しべという三様のものが混在する姿となります。
*2015年7月6日撮影
昼頃にはもう雄しべや花弁は無くなってしまって、ピンク色に変わろうかというこんな姿になります。
こうして眺めて楽しんでいる分にはいいのですが、雑草として駆除しようとするときには極めて困難な作業になるそうです。
太い根茎が地下に広がっていてこれを取り除くのが難事だからです。
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