*2017年6月5日撮影
前回の記事は5月22日でした。暑いと言ってぼやいていたのに、その後は一転して寒い毎日。
6月なのに冬に戻ったよう。変な気候です。
長いお休みをしてしまいましたが、再開です。
会津の鶴ヶ城のお堀には毎年ツバメがたくさん来て、子育てをしています。
どこにどういうふうに巣があるのかわかりませんが、時期がくると子ツバメが出て来ます。
お堀に張り出したケヤキの枝に、巣立った雛というか幼鳥が固まってとまっているのに出会いました。
*2017年6月5日撮影
親鳥が餌を運んで来て食べさせます。
ツバメの雛は生まれてから3週間ほどで巣立つそうです。
巣立ってもまだ自力では飛ぶのも難しく、餌も親に運んでもらって食べます。
木の枝や電線などにとまって、親の世話になりながら、少しづつ飛ぶ練習をし餌を捕る練習をするのだとか。
夜は巣にもどって寝ることもあるようです。
この期間が1週間から3週間ほどあって、自力で飛んで餌を捕獲できるようになって、自立します。
ツバメは他の小鳥達より自立までの期間が長いようです。
*2017年6月5日撮影
親鳥が飛んでくる気配がすると、子供達は口を精一杯開いて餌を待ちます。
口の開き方が大きい方から餌をもらえることになっているそうです。
それで不公平にならないのかといえば、空腹な子ほど口を大きく開き、空腹でない子は口を開かないので、うまくいくのだそうな。
さて見ていると、親鳥はひんぱんに飛んで来ますが、だんだん餌を持ってこないことが増えて来ます。
自分で飛んで餌を捕まえなさいと、うながしているようです。
*2017年6月5日撮影
そうこうしているうちに、3羽の幼鳥のうちの1羽が枝の上で羽ばたきしはじめ、ふいに飛びました。
水面近くを数回往復して、枝に帰って来ました。
餌が獲れたかどうかはわかりません。
そしてその後、3羽すべてが飛び立って、しばらく飛び交ってから、別の枝に飛び移りました。
親は様子をみながら、ときどき餌を運んで来ます。
この子達が自立するのには、あと何日かかるのかわかりません。
ツバメの親子の、自立のための訓練風景でした。
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