*2016年8月28日撮影
日中はそれなりに暑いですが、朝晩急に涼しくなってきました。
ようやく長い夏が終わるようです。
さて今日の写真はクヌギの木です。
大きなもしゃもしゃした実がなっています。この毛の中で丸いどんぐりが育っているのだと思います。
見てほしいのは葉っぱについているたくさんのつぶつぶです。
これは何かというと、葉についた虫こぶです。
虫こぶはフシ(付子または五倍子と書く)と呼ばれ、樹木の種別、虫の名前とともに名付けられています。
この場合はクヌギの葉につけられたマルタマバチによるフシというわけで、クヌギマルタマフシといいます。
クヌギの葉に卵を産み付けるハチは、クヌギマルタマバチというそうです。
*2016年8月26日撮影
丸いつぶつぶは2mmくらいから5mmくらいまであって、みごとに球形をしています。
虫の産卵などの刺激によって葉の細胞が変化したものがフシだとされていますが、葉の表面からこんな玉が出現するのはじつに不思議です。
はじめは青っぽくてしだいに黄色くなり、赤くなって、最後は茶色になって枯れて落ちるようです。
その間に卵がかえって幼虫が育ち、成虫になって出ていくのでしょうか?
*2016年8月26日撮影
クヌギならみなフシができているのかというと、そんなことはなくてフシのある木は珍しいようです。
そのかわりフシのできている木は、こんなふうに見事にたくさんのフシが出来ています。
クヌギの健康状態に影響はないのでしょうか?
ちなみにつぶつぶは引っ張れば容易にはがれて、割ってみた人の話では中に卵や幼虫は発見できなかったということです。
不思議です。
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