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*2017年5月17日撮影
草むらをふわふわと飛んでいる不思議な虫がいます。
白い長いヒゲを震わせながら、そのまんなかに小さな本体がぶらさがっているようです。
草むらを飛ぶには長すぎるヒゲが周りの葉や花にぶつかりながら、それでも草むらのなかを飛んでいます。
この虫はチョウ目ヒゲナガガ科という分類に属する、蛾の一種です。
クロハネシロヒゲナガといいます。翅が黒く、白いヒゲが長いという意味でしょうか。最後の蛾は省略されてしまいました。
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*2017年5月17日撮影
体の大きさは見たところ7〜8mmというところでしょうか。
ヒゲは明らかに異常に長くて、本体の3〜4倍はありそうです。一本が3cmくらい?
ヒゲがこのように長いのは雄で、雌の場合はもう少し短いようです。
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*2017年5月12日撮影
体の色はよく見ると、クロハネという名前とは違って、茶色系や紫系の色をしているようです。
光のあたり方で色が違って見えるのかもしれません。
ときには黒く見えることもありそうです。
この小さな、ヒゲだけが目立つ虫が蛾の一種だというのは少し驚きです。
そして、この虫の飛んでいる姿の面白さは、たとえようもありません。
ぜひ見ていただきたいと、願うばかりです。
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