
*2016年9月24日撮影
雨は止みましたが曇り空の1日でした。
恒例の「会津まつり」が始まって、街は人で埋まりはじめています。
今日は、ヒメクロホウジャクに出会いました。
一見大きな蜂のように見えますが、スズメガという蛾の仲間です。
スズメガというのは比較的大きな蛾で、茶色っぽい翅でスズメのようだというので名付けられたようです。
スズメガにはたくさんの種類があって、ホウジャクもそのひとつです。
ホウジャクは「蜂雀」と書き、蜂のように見えるスズメガというわけでしょうか。
そのホウジャクのうちのひとつが、ヒメクロホウジャクです。

*2016年9月24日撮影
ヒメクロホウジャクがアベリアの花の蜜を吸っています。
ホウジャク類は花に止まることがなく長い口吻を使って蜜を吸うので、高速で羽ばたいてホバリングします。
ところがひとつの花に止まるのはほんの一瞬で、すぐに移動します。
この移動がまたきわめて高速で、蜂のようだとはいいながら、蜂よりはずっと速いように見えます。

*2016年9月24日撮影
こんなに力いっぱい羽ばたいて高速移動を繰り返しているのでは体力の消耗も激しいので、さかんに蜜を吸う必要がありそうです。
もっとのんびりと花に取り付いて蜜を吸うやりかたもあるだろうにと思いますが、これがホウジャク類の生き方なのでしょうね。
何の因果か必死に頑張る生き方を与えられているようです。
そんなヒメクロホウジャクを眺めて、可愛いとか、かっこいいとか、すごいなあとか、人間は勝手にいろいろ言うわけです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます