★塩酸タンク2人転落死 点検中、上部突き破る?
千葉県船橋市西浦一、鋼板製造会社の「日鉄住金鋼板」船橋製造所で、屋外の塩酸貯蔵タンク(高さ約五メートル、直径約三メートル)の保守点検作業中だった男性作業員二人が、塩酸の入ったタンクに転落した。救急隊が塩酸を抜いて二人を救出したが、現場で死亡が確認された。
製造所によると、二人は、下請けの配管工事会社に勤める埼玉県三郷市の鈴木元治さん(42)と、同僚の同県吉川市の後藤哲也さん(43)とみられる。遺体の損傷が激しく、船橋署は歯型やDNA鑑定で身元確認を進め、事故原因を調べている。
塩酸の中に落ちた二人の身元確認が出来ないほど溶けたのかと思って調べてみると、塩酸の場合は溶けるんじゃなくて化学熱傷(やけど)になるそうです。
塩酸がかかると熱さを感じるが、熱による火傷と違うのは強酸・強塩基によって、皮膚の蛋白・コラーゲン・脂肪組織などが変性・損傷され、火傷によく似た症状を呈する。
今回の事故の場合塩酸によって皮膚が激しい火傷の症状を呈したため判別が出来なくなったと考えられます。