ある生徒さんは大手と当教室との掛け持ちで学習しています
先日、生徒さんから『聞いて下さい』と言ってきました
大手での出来事の話でした
講師が話した説明の意味がよく分からず、、仲の良い友達もいないし
誰に聞ける訳でもないので、本人は気にしていなかったようなのですが
実は提出すべきものがあったようで、とても怒られたのだそうです
呼び出されたとかではなく、教室で全員の前に呼び出され皆の前で怒られた!
それだけでも、本人としてはショックだったようです
学校のクラスのように仲の良い友達もいないですし、4月から始まったばかりという事もあり
他の生徒さんの目がとても気になったそうです
おそらく講師の方は、提出物を出さなかった生徒さんに”やる気”を起こさせよう
としたのだと思います
喝を入れて、『気合いを入れろ!』という事ですね
生徒さん側もわからなかったのなら、そのままにせず
なにか手だてがあったのではないかと思うので
「これからは、わからない事があったらここで聞けばいいよ」
と話をしました
そこまでの話なら、特段私も気にしなかったのですが
その時の講師の言葉にちょっと疑問を持ちました
「腐ったみかんだ!」
と言われたそうです
私世代の方ならどなたでもご存知のセリフですね
しかし、生徒さん側は知らない子も多いでしょう
単純に否定された事はわかっても、その意味が分からなかったようで
『なぜ、腐ったみかん・・なんですか?』
と質問されました
その真剣な顔がちょっと可愛らしくて私はクスッとなってしまいましたが
一応説明はしておきました
ただ、腐ったみかんの説明を聞いて、生徒さんは方を落としました
『大手なんか行かなきゃ良かった』
顔を歪めてそう言う生徒さんを見て、ちょっと可哀想になります
それと同時に、この講師の授業に今後積極的に参加するには
講師との間に、なにかしらの切っ掛けが必要となってしまいましたね
叱咤激励は信頼関係が出来上がっていなくては
その効果を発揮する事は難しいですね
ただ、『腐ったみかん』がそれに当てはまるかは疑問です
生徒の怠惰を叱るのは熱意のある証拠だと思うのですが
人格否定に繋がるような言葉は避けなくてはならないはずです
当教室も、生徒さんを叱る事はあります
叱咤激励も飛びます
しかし、生徒さんの人格を否定したり信頼関係を崩さないという点では
どの講師も気を配っていますし、そうあるべきだと私は強く思っています
教育は否定の場ではありません
否定されて伸びる子はいないでしょう
この話を聞いて、私自身初心に戻った気がしました
東大院講師が忙しい中でも、生徒さん達に120%を注ぎ込もうとしている
そんな感触を受けた講師ブログです
本当に一言ですが、気持ちがこもってると感じます
ぜひ一読頂ければと思います
個人面談では、一人ずつの目標に向けて
どの教科でどの教材を何時までにどこまで自習し
どのレベルの理解度になる必要があるか・・
という指導をしています
当教室の生徒さん達が伸びる理由でもあります
良問の教材を指定し、こうした指導をする事で
自主の質が高くなり、また自習自体に目標が持てるので
生徒さんにとっては気がつけば、相当量の学習をしていたという感覚
になるのでしょう
使うべき教材は時期によって異なりますし
到達度によっても異なります
しかし、それを的確に見極める事が出来るのは
”入試のスペシャリスト”で編成されているからです
開成・筑駒合格への入試、東大、各国立大学合格を勝ち取った
講師陣の入試に対する考え方やその手段には
いつも感心させられます
今週末から始まるゴールデンウィークですが
来週は特訓のみで、通常授業はお休みになります
ゴールデンウィークを前にこうした面談を行う事により
自習学習へのモチベーションも上がり、また明確で的確な自習となり
塾がお休みの間にも、学力は向上します
中学生を始めとするその他の学年の生徒さん達にも
同じように質の良い宿題を多めに出しています
また
5月3日は高校生1日特訓
5月5日は中学3年生の1日特訓です
参加ご希望の方はぜひお問い合わせください
今すべき事、しっかり見極めて質の良い学習をして欲しいですね!