新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ドウイロクワガタが届きました(以下ドウイロ)。
昨年記事にしたドウイロは幼虫期や新成虫テネラルの段階で
すべて死亡しました(管理温度約21~24度)
死亡の原因は確定していませんが
気をとりなおして新年のスタートです。
↓ 到着したドウイロペア 2020年8月羽化
↓ 35mmほどのオス
産卵セット
このペアは羽化から4か月ほど経過しており
後食もするし、排泄もします。
前回の経験からすると性成熟している可能性があります。
また、現地での活動期もこの時期と思われるため
採卵を試みました。
産卵用マットの水分は
強めに握って手に水が滲み付くくらいです。
水分調整したマットを
少し大きめの容器に10cmほど硬めに詰め
その上5cmほどはやや硬く詰めました。
↓ 横40cmx奥行30cmx高さ25cmほどの大きめの容器を使用
↓ 転倒防止と隠れ家をばらまく(落ち葉に深い意味はない)
↓ 雑虫進入防止のシート
↓ セット完了、管理温度は22±1度ほど(厳密でない)
去年の記録
去年羽化したドウイロは活動前に死亡して既にいませんが
変態等行った時の画像を残しています。
ここからは残した画像を記録として掲載します。
母虫の寿命:羽化から約10か月
産卵数:23
卵から羽化までの期間:おおよそ10か月(管理温度18〜24度ほど)
↓ ドウイロ終齢幼虫 大きさからしてオス?
↓ 終齢後期、腹部末端まで白い
ドウイロの幼虫はニジイロクワガタ(以下ニジイロ)の幼虫とよく似ており
初見の場合は間違えそうになりますが
比較するとその区別は可能です。
ニジイロの頭部はドウイロに比べ明らかに薄いオレンジで
ドウイロは大あご付け根のあたりも含め
全体的に濃く見えます。
ドウイロは高価な種につき
幼虫の特徴として覚えていて損はないと思います。
↓ ドウイロ終齢後期 ↓ ニジイロ終齢初期
↓ ドウイロの頭部はこんな感じ
↑ 大アゴ上の山形部は更に濃いオレンジ
↓ ドウイロ頭部は濃いオレンジ ↓ ニジイロは薄いオレンジ
↓ 最初は800ccくらいのプリンカップで飼育
↓ マットが緩んできたので蛹化用に500ccのプリンカップに詰めなおし
2020年2月上旬頃から幼虫のマット内移動が目立ち始めました。
蛹化へのスイッチが入ってきたようです。
早い個体は3月中旬に蛹室を作成しました。
卵から10か月ほど経過していました。
羽化が近づいた蛹は
気門や腹部末端あたりが黒く見え
オオクワガタなどのドルクス系の蛹なら
そのまま死亡してしまいそうな色合いでした。
*以下の画像はすべて2020年4月~5月撮影したものです。
↓ 気門と腹部末端付近は黒ずむ(テネラル期に死亡したためこれが正常かは不明)
↓ 前胸は色付
↓ 羽化近し メス
↓ 2020.4.14羽化 メス 背板色付き
↑ ⇑ 蛹時に黒く見えていた場所
↓ 羽化終了 上翅に少し色彩が見られる
↓ 上翅は少しずつ色づいていく(羽化から14時間ほど経過メス)
ドウイロの腹部背面は節に沿って黒の縞模様になっています。
こういった特徴は、ムナコブクワガタやザウテルシカでも認められるため
熱吸収とか特別な理由があるに違いありません。
↓ 腹部背面には黒い縞がある(画像はメス)
↓ 羽化から20時間ほど経過 色はほぼ出来上がり!
↓ オスの蛹
↓ 羽化
画像のように羽化はしたのですが
体が固まるまでの期間(テネラル)にすべての個体が死亡しました。
また、幼虫の段階でも一部死亡がありました。
原因は確定していませんが
ニジイロでも同じような現象が起きたため
思い当たる節はあります。
今回はそれを使っていません。
仮に、採卵がうまくいけば
前回の死因も判明するのではないかと考えています。
コロナウイルスの勢いは止まりませんが、問題ないでしょうか?ドウイロクワガタはたしかにニジイロに似ていますね。勉強になります。
インビタビリスは次世代につながり良かったですね。安心しました。
ウチではやってしまいました。3セット組んで、土玉や坑道に安心していたんですが、幼虫は得られず。なんとなく嫌な予感がしていたので、セット後のしばらく経過した雌たちを、再度まとめて1つのケースに入れておきました。最近全部が★になりましたので、最後の望みとしてしばらく放置予定です。
中々上手くはいかないものです。前回産卵させたマットの再現が上手くいかなかった感じと、やはり成熟を焦った感じかと思います。こよみさんのところでは、無事羽化までいってくれることを祈っております。では、またm(._.)m
今年もよろしくお願いします。
コロナはどこまで行くんでしょかね?
今のところ身近で発症者はいませんが、
近くの病院のコロナ病床は既に満杯の状態です。
すぐそこまで来ている感じもします。
マスクとか消毒とか・・・人間だけが自然体のままでは暮らせなくなってしました。
あらさんも十分ご注意ください。
インビタは、単独飼育・まとめ飼いともに今のところ育っているようなので、管理温度を20度ほどにして様子を見ていますが、やはり、繊細な種ですね。
刺激を与えないほうが良いのはわかっていながらも気になって毎日チエックしてしまいます(;^_^A