この記事は「同定ミス・ノセオオクワガタ(chayuensis)」後編です。
*成虫画像はすべて同一個体
*記事「今年の標本整理・クワガタムシ」に本種の考察を追記
( Dorcus chayuensis Huang & Chen, 2017)
* ↓ カテゴリー「ノセオオクワガタ」は別途設けています
2017年4月23日に餌交換(追加)を行い
メスと思っていた個体はオスであることが判明。
成長の悪かった1オスは死亡
どの幼虫も小指より一回り小さいくらい。
この時点で当初の目標だった大型は望めなくなりました。
終齢幼虫 2017年4月23日
孵化から8カ月過ぎた8月2日、掘り出しを行いました。
外部からは蛹室らしきものは見えず不安は的中。
結果、3頭のうち2頭が死亡
得られたのは33mm程の小型オス1頭でした。
↓ 2体死亡
↓ 掘り出し直後
↓ 羽化日は7月上旬あたり(?)
↑↓ 頭循 注意!
残念ながら今回の飼育では
これが「ノセオオクワガタ」であるかどうかは私にはわかりませんでした。
また、検索でもホロタイプのような個体は未だに見ることが出来ないため
「?」は消しません。
追記:2020年11月25日
このクワガタは
Dorcus chayuensis Huang & Chen, 2017 です。
こちらのオスはまだ存命でしょうか?
当方も同じ時期に幼虫を購入し、2♀羽化したのですがオスが羽化せず探しているところです。
もし宜しければ販売して頂けないでしょうか?
お問い合わせありがとうございます。
残念ながら当該オスは死亡してしまい、標本になっています。
私もこの不明種を累代して大きく羽化させたかったのですが
叶いませんでした。
早々のご返事ありがとうございます。
数が出回ってないので厳しいですね↓
もう少し早くこちらのブログに辿り着いていればと思います。
オスは羽化直前で不全だったので、
成虫の大体の形は見ることができたのですが、
本当に長歯型にはなるのかなっていう歯型でしたね。
また何かわかりましたら記事にしていただければと思います。
ありがとうございました。
そういった画像は、今でも全く見つかりません。
手元の標本の歯の形態からは
あの長歯型が連想できないままで、不完全燃焼です。
この不明種、またチャンスがあったら入手したいと思っていますので
その時は記事にしてみます。
ありがとうございました。