今日はヒメオオクワガタ2種の割り出しを行いました。
最初はキュウシュウヒメオオクワガタです。
↓ 左:キュウシュウ ・ 右:本州
2016年12月からキュウシュウヒメオオクワガタの飼育をはじめましたが
残念ながらその翌年には産卵しないまま雌雄ともに死亡してしまいました。
初めてのキュウシュウヒメオオクワガタは
あまりにもあっけなく終わってしまったため
昨年の8月に、再び野外個体(メス)を入手し
この春から産卵セットを組んでいました。
↓ 大分県産 ライトトラップ採集個体
産卵セット
春から硬めのブナの朽ち木を転がしておいたのですが
一向に産む気配がなかったため8月に朽ち木の交換を行いました。
交換した朽ち木はカワラタケの生えるブナ材で
それを縦に半分に割りキュウシュウヒメオオクワガタと
本州のヒメオオクワガタそれぞれに使いました。
↓ 夏のブナ帯
ヒメオオクワガタの棲息する現地では地上に横たわる倒木や、立ち枯れはありますが
飼育下で行うような土(マット)に埋まった朽ち木はほぼありません。
今回はそれに倣い(ならい)、朽ち木をマットの上に置くだけとしました。
↓ 朽ち木を置くだけのセット
朽ち木を取り出してみると派手な齧り痕が現れました。
お~これは期待できる!?
メスはすでに越冬体制
早速に材を削っていきましたが食痕は硬い部分に進んでおり、なかなか削れません。
そして、ようやく出てきた幼虫は2齢でした。
↓ 硬い部分から2齢
期待しながら硬めの材を更に削っていきますが
最初みたメスの齧り痕とは裏腹に一向に幼虫がでてきません。
そして、ついには割り出し終了というところでやっと2頭目が出てきました。
↓ 2頭目、こちらも硬い部分
割り出しを終え、出てきたのは2齢幼虫2頭だけでした。
あんなに齧り痕がたくさんあったのに・・・
↓ 計2頭!
↓ 割り出し終了!
↓ プリンカップのカワラ菌床に投入
期待したキュウシュウヒメオオクワガタ割り出し。
いざ割り出してみると2頭のみ回収というさみしい結果に終わりましたが
採れただけでもよしということで・・・
この後は本州のヒメオオクワガタの割り出しです。
本州のほうも齧り後があるので期待しながら次につなげました。
↓ 本州のヒメオオクワガタ
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