この記事は二つのタイトルから成り、画像主体で構成しています。
2齢で羽化?
済州島のアスタコイデスがすべて羽化を終えたのですが
プリンカップ側面から経過観察していた限りでは
2齢で羽化したのではないかと思われるオスが2頭出ました。
もしかしたら気づかないうちに終齢へと加齢していたのかもしれませんので
念のため「?」は付けておきます。
↓ 全てのオスが羽化 撮影:2024年5月8日
↓ 2024年3月2日 2齢と思っていた幼虫が前蛹に・・・
↓ 蛹化二日後(3月9日)
↓ 2齢で羽化したと思われる2個体
↓ 1頭は、羽化後3日で死亡
↓ メスは30㎜
↓ 約29㎜と26㎜
↓ 体長29㎜
↓ 最小26㎜と最大61㎜
↓ 両サイド61㎜台
済州島の顔
はじめに
大アゴの「第一内歯」とは、大アゴ基部に一番近い内歯のことを言い、大きさは関係ありません。
下図でいうと黒点で記した小さな内歯が「第一内歯」にあたります。
したがって赤点部の大きな内歯は「第二内歯」になり
ここではそれを「一番大きな内歯」と表現します(下画像は台湾産野外個体)
↓ 第一内歯は黒点部、赤点部は第二内歯(一番大きな内歯)
↑ 台湾産野外個体
ここで「済州島の顔」とするサンプルは
十分な範囲でランダムな交配が行われなかった飼育個体です。
飼育個体は、地域差より差が出ることがあります。
この辺りの事情を踏まえてご覧ください。
また、台湾産野外個体との比較はしましたが、気の利いた細かな説明文はありません。
↓ 済州島産飼育個体61㎜の顔
済州島産は、61㎜クラスになっても一番大きな内歯の位置が大アゴ基部寄りで
頭部にある一対の突起の角度がちょっと違うのかと感じます。
↓ 左:台湾産(野外個体)60㎜ 右:済州島産61㎜
↓ 済州島産:26・29・37・49・54・58・61㎜(26・29はおそらく2齢羽化)
↓ 両端が台湾産(野外個体)59㎜・60㎜:一番大きな内歯の位置がちがう
↓ 左:済州島産61㎜ 右:台湾産(野外個体)60㎜
↓ 済州島産61㎜クラス
↓ 済州島産メス30㎜・23㎜
↓ 済州島産31㎜側面
以上「2齢で羽化?」と「済州島の顔」でした。
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