幼虫期の雌雄判別
*「カテゴリー」から入ると飼育過程等が繋がります。
ヒョウタンクワガタの産卵セット容器側壁で
終齢幼虫を確認してから2か月経過しました。
当初は幼虫がある程度成長し
親虫の徘徊が目立ち始めてから幼虫の掘り出しを考えていましたが
容器内で種不明のキノコが大繁殖し、それがフタを押し開けるまでになったため
親虫が脱走してしまわないうちにと早めの掘り出しを行いました。
↓ 由来不明のキノコが日々成長
↓ マット表面に穴(親虫によるものか?)
産卵セットをトレイに移すとよく育った幼虫と、元気な親虫が現れました。
住処の急変で親虫は大慌てです。
↓ 親虫はパニック状態!(2021年7月14日:管理温度24度前後)
↓ このキノコ、成虫・幼虫には害はなさそうだ
↓ 親虫はピントが合わないくらいうろたえる
↓ 産卵木に入り込んでいた終齢幼虫
ヒョウタンクワガタの雌雄判別は蛹時に容易にできますが
そのために蛹室からメスを取り出すと羽化後に行われる
*共生酵母菌類の体内への取り込みができなくなる可能性があるので
出来れば避けたいものです。
また、成虫時の雌雄判別は慣れないと間違うこともあり得ます。
↓ * 共生酵母菌類取り込みのこと
シェンクリングオオクワガタ・2-羽化 - クワガタ~スズメバチ等の覚書き
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シェンクリングオオクワガタ・2-羽化 - クワガタ~スズメバチ等の覚書き
↓ メスの卵巣 終齢初〜中期わかりやすい
↓ 見慣れれば、⇩なしでも確認できる
性比はだいたい半々で、極端な偏りは経験したことがありません。
↓ 左:メス12頭 右:オス11頭 下:親虫 すべて終齢
ヒョウタンクワガタの産卵に関して
「春になったら産む」という言葉だけに期待すればがっかりすることがあり
「羽化から1年以上経過して、最初に迎える春に産卵の期待が持てる」
その程度に考えると気楽に飼育できます。
掘り出しを終え、性比もわかったところで
幼虫と親虫はマットを追加した元の容器に戻し
今しばらく家族で暮らしてもらうことにしました。
これらの幼虫が羽化するのは来年の初夏〜秋になるものと思われます。
↓ 追加したマットは「ヒラタ・ノコ一番」
↓ 掘り出しから7日後、新しい暮らしがある
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