あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

季節外れの大外れ

2013-12-08 11:38:23 | 燕京歳時記
 凡句駄句ばかりなるも自称、我流の俳句詠みとして、許しがたいのは
わが事務所の入り口付近にある、とある風鈴である。
 来訪者があれば、チリンと高く遠くまで聞こえる音で来客を知らせてく
れる和風のドアチャイムなのであるが、何せ風鈴である。
 年がら年中でもなかろうに、と思うのだが。

 くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 蛇笏

 中学校の教科書にも採用されていたのでご記憶の向きも多かろう。
 秋だから、ドッキリも許されるのだが、ここ北京も、もう冬である。
 しまい(片付け)忘れたことに驚きもしないくらい季節外れ、
なのだが・・・・・。

 しかしそれでも、この奇妙な細長い4本柱の風鈴、実用もあってか、し
まうこと能わず、なのである。

 なぜなら、兵庫は姫路の誇る明珍風鈴だからである。
 どうもやはり、ウーン、地元は依怙贔屓してしまうのであった。