あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

ついに出た!偽札?

2013-12-15 00:50:30 | 日記
 「皆さん、これ何だか分かりますか?」
 日本で通っていた中国語教室である日、ある先生が手に取って見せて
くれた100元札、10元札などなど。

 正解は、標題でお分かりのように偽札。
 何でも先生は、夜間にタクシーでお金を払ったら、偽札だと突き返さ
れ、もう一度百元札を渡したそうな。
 つまり百元でお釣りがくるところ、本物の百元と偽の百元をすり替え
られて突っ返され、合計2百元を払ってお釣りをもらったことになると
のこと。

 この手口なら、先生の話を聞いた拙者、そう簡単には引っかからない!

 なのだが、この国の怖いところは銀行ATMから偽札が堂々と出てくる
ところ。
 ある銀行が、ATMから出たお金の番号を印字するサービスを導入した
という報道を数か月前に目にしたが、そうでもない限り、銀行窓口で泣
き寝入りすることになるのだ。そんな馬鹿な、さっきオタクのATMから
おろしたお金でしょう!ってな騒ぎは少なくないらしい。
 同僚の一人は、窓口でそんなセリフをわめく西洋人を見たことがある
そうで、かくいう彼も1枚の偽百元札を持っている。

 さて、そんなにも身近な偽札なのだが、拙者はついぞ見たこともなく、
幸せを感じていたところ、ついに先週金曜、コンビニで一緒になった何
人かの知り合いのうちの一人が、百元札を突っ返されてしまった。
 これが本当に偽物かどうか、まだまだ別の機械に跳ね返されるまでは
判らない。それまでに彼はこの百元札を使うのか、そうすると壮大な
「ババ抜き」が始まるかもしれないのである。

 それにしても腹が立つのだが、偽札チェック機がほとんどの店のレジに
あって、いちいちチェックされるのだ。
 でも「アウト!」を見たのはこれが初めてであった。
 
 そんなことなら銀行がまずチェックしろ!
 と心の底からそう思った週末であった。