★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

日本星景写真協会の5月号コラムを執筆

2023-05-01 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 2023年3月下旬にアラスカ州フェアバンクスまで一緒に遠征した池田さんから、日本星景写真協会のコラムにオーロラ遠征記を書いてみませんかというお勧めがありました。

 私は協会の会員ではありません。しかし、旅の思い出になればと5月号のコラム執筆をお引き受けしました。
 拙ブログに14回連続投稿した概要版ともいうべき内容で、同行した星景女子3人から素晴らしいオーロラ写真の提供を受けています。

 下の画像をクリックすると日本星景写真協会のホームページに飛びます。(同協会の理事さんからリンクokの承諾をいただいています)


 私が書いたコラム記事の直接リンクはこちら。
  【 日本星景写真協会 2023年5月号コラム記事 】



 ところで、コラムとブログの両方に掲載し忘れた画像を1枚掲載します。

 薄雲の中、北斗七星を覆い隠すように明るめのオーロラが揺れ動いていました。右下には薄い月暈が1/4ほど写り込んでいます。
 2023年3月30日11h18m(=UT=3h18mLST)、対角魚眼レンズ焦点距離15mm相当、露出1秒、絞りF2.8、感度ISO20000、M113-3884
 
 なぜ、感度をISO20000という高感度にしたのかというと、露出を短くしインターバル撮影する直前だったからでした。

 タイムラプスした動画をYouTubeにアップしておきました。
  【 2023年3月 アラスカオーロラ紀行その5 】



 遠征中の失敗談をひとつだけ。(他にも失敗はありますけどね)


 シアトル・タコマ国際空港のバゲッジ受け取りターンテーブル前です。なぜか無人で私だけ取り残されています。
 実は、荷物を受け取り、入国審査を受けようと左側奥の入国待ちの長い列に並んだ際、iPadを飛行機内に忘れたことに気づきました。長い列から外れ、係員にその旨告げたところ、ターンテーブル前で待っているように言われ、待っている間に撮影した画像なんです。

 20分後、スタッフがニヤニヤしながら「これかーい?」とiPadを持ってきてくれました。入国審査の長蛇の列は解消。誰もいない入国審査カウンターで審査を受けアメリカに入国。同じ飛行機に乗ってきた今井さんと横山さんをすっかり待たせてしまったという失敗談です。
 入国審査を終え長時間待っている2人に心配をかけているというのに、入国審査官は「乗り継ぎ先は? フェアバンクスだって? 僕はフェアバンクスに住んでいたことがあるんだ。ここのレストランは美味いぞー。チナ温泉もいいねー。」などと言ってメモを書いて渡してくれるなど、とっても親切。入国審査?に時間がかかりました。(笑)



 4月中、ブログ記事の投稿をほぼ毎日していましたが、5月からは投稿頻度を落とします。ご了承ください。
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オーロラ遠征その14(シアトルから札幌へ)

2023-04-18 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征13 】からの続きで、連載の完結記事です。

 フェアバンクス空港を離陸したデルタ航空507便はほぼ定刻通り4月3日(月)の朝6時ごろにシアトル空港へ着陸しました。

 一足先に到着していた池田さんと再会し、一緒にデルタ航空のラウンジに行こうとしましたが、残念なことに池田さんだけJALのラウンジです。


 3人で利用したデルタ航空のラウンジ「デルタスカイクラブ」に用意されていた食事のほんの一部です。
 数百人が一度に利用できる広いラウンジに多くの種類の食べ物が用意されています。
 なお、羽田空港のデルタ航空ラウンジに比べシアトルのラウンジの方が広いようですが、料理の質や味は羽田の方が上と感じました。


 デザートの一部です。

 3人ともラウンジ内のシャワーを浴びることにしました。

 ラウンジ内の個室シャワールームです。右側がシャワーブースです。


 シャワーを浴びてから食事。

 私はラウンジ内で写真を撮らなかったため、今井さんと横山さん撮影の写真を使わせていただきました。
 なお、これまでの記事にも他の3人が撮影された画像をクレジットなしでちょこちょこ使わせてもらっています。(全員から了承をいただいています。ありがとうございます。)

 シアトル時間の11時前にデルタ航空DL167便に搭乗。羽田空港まで約10時間45分の飛行予定です。

 太陽を追いかけるように西向きに飛行するため、飛行中は昼間が続きます。
 日付変更線を通過し、予定よりもかなり早く羽田空港には昼前の4月4日(火)11時20分ごろに着陸。

 入国審査で、ちょっとしたトラブルが発生。
 Visit Web Japan というアプリに事前入力していたことからコロナワクチン接種確認はスムーズに通過できたものの、税関申告の際にスマホに出るはずのQRコードが画面に出ず、2度も税関申告の長い列に並ぶ羽目に。係員の説明も要領を得ず混乱気味でした。
 先に通過していた今井さんと横山さんをすっかり待たせてしまいました。これなら以前と同じように税関申告用紙に書いておいた方がQRコードを示すよりもよっぽど早めに通過できたはずです。次回からは紙での申告にしようかなあ。

 入国審査通過後、今井さんとはお別れです。滞在中に作ってくれた食事、美味しかったです。お世話になりました。今井さんは空港連絡バスに乗車。またねー!
 横山さんと私は羽田空港第1ターミナルに無料シャトルバスで移動し、JALラウンジで休憩。

 17時過ぎに新千歳空港行きのJAL525便に搭乗。

 羽田空港を離陸しました。
 あともう少しでオーロラ遠征が終わります。長かったような短かったような。ちょっぴり寂しい感じ。

 新千歳空港に着いて横山さんと一緒に日本食を食べようとしたら、殆どのお店が閉店時刻を過ぎていて、止むを得ず営業中の洋食店へ。
 夕飯後、それぞれの空港連絡バスに乗り、我が家に着いたのは4月4日(火)22時でした。

 今回のオーロラ遠征では、参加4人全員がそれぞれの個人的な事情で参加が危ぶまれ、ギリギリのところで誰も欠けることなく4人全員が参加ができたという幸運に恵まれました。

 私の場合、オーロラ遠征出発1ヶ月半前の2月7日に母がベッドから落ちて骨折。自宅での全介助が必要となり、一時は遠征を断念せざるを得ない状況となりました。5年前に利用したショートスティ時の嫌な体験から母は2度目のショートスティを頑なに拒否。しかし、最終的には私のために施設でのショートスティを承諾してくれました。

 私がアラスカから送信した電子メールとオーロラ写真をショートスティ中の母が見ています。施設スタッフさんが撮影し、フェアバンクス滞在中の私に画像を送信してくれました。
 母は私が出国する前日の3月22日に入所、私が帰国した翌日の4月5日に退所しました。施設スタッフの皆様、ありがとうございました。ショートスティを承諾してくれた母にも感謝です。



 我らワンチーム!
 フェアバンクス滞在中は、メンバー全員がお互いに協力し合い、貴重で楽しい時間を共有しました。私は早くも次回のオーロラに気持ちが向いてますが、2024年4月の北米皆既日食もあります。さて、優先度は?
 その前に母をどうやって説得しようかなあ。まだまだ日常生活に介助が必要な母です。体調が早く戻りますように。
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オーロラ遠征その13(フェアバンクスからシアトルへ)

2023-04-17 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征その12 】からの続きです。

 実質的にフェアバンクス10日目=4月2日(日)、フェアバンクスを去る日になってしまいました。

 各自パッキングした荷物をレンタカーに積み込み、チェックアウト前に各部屋を記念撮影。

 私が使った一番広い部屋。運転担当の睡眠は大事だから使ってねと女子3人から譲ってもらいました。


 左は横山さん、右は今井さんの部屋です。


 左は今井さん、右は池田さんの部屋です。(広角レンズでも3室一緒に写せませんでした)
 いずれの部屋も暖房が十分でなく寒かったのが難点でした。

 私たちは日本人なので、貸別荘を来た時よりも美しく清掃し、12時にチェックアウト。


 フェアバンクス中心部に戻り、大型ショッピングセンターでお土産を買ってから、スターバックスでティータイム。


 夕飯は八重樫さんお勧めのベトナム料理店で5人一緒に。辛いものが苦手な私だけ別な料理を注文しました。
 八重樫さんとの再会を約してお別れ。


 レンタカーへの給油は毎回少々難しかったようです。支払いを担当する今井さんが最初の頃は難儀していましたが、徐々に慣れてきたようです。

 フェアバンクス空港に到着し、重いスーツケース類を空港の手荷物カートで運ぼうとしたら、何と有料。1台5ドルだって。2台借りて10ドル。高いなあ。

 空港のレンタカー窓口でレンタカーのキーを返却。例の無愛想な女性スタッフから受け取った請求明細をじっくりと確認。


 ちょうど金星が見え始めたのでスマホでパチリ。


 池田さんはJALコードシェア便のアラスカ航空です。既にチェックインスタッフが待機していたので池田さんだけチェックインし荷物を預けることができましたが、デルタ航空は係員が搭乗開始の2時間前でないと現れないらしく、2時間ほど待ちました。

 デルタ航空のチェックインも始まり、4人揃って出国審査を受けます。


 機内持ち込み手荷物検査の際、お土産として買ったチョコレート8枚が引っかかり、1枚ずつ手持ちスキャニングを受けました。どうやら薬物混入のチョコレートと疑われたようです。


 池田さんだけ一足先にアラスカ航空のシアトル行きに搭乗。

 私たちも30分遅れのデルタ航空シアトル行きのDL507便に搭乗。


 帰路のフェアバンクス発シアトル行きの機内からもオーロラが見えました。
 2023年4月3日2h48m(=LST=UT−8h)、15mm相当対角魚眼、露出1秒、絞りF2.8、感度ISO10000

 4時間ほどの飛行でシアトルに着きます。

 この続きは次回の記事 【 オーロラ遠征その14 】で。連載記事は次回で最終回です。
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オーロラ遠征その12(オーロラを見る最終日)

2023-04-16 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征その11 】からの続きです。

 実質的にフェアバンクス9日目=4月1日(土)、オーロラを見るための最終日になりました。


 昨夜のうちに3cmほど積もった粉雪でレンタカーが白くなっています。

 お昼前から犬の鳴き声が聞こえてきました。貸別荘オーナーのバービーさんの情報では、犬ぞりレースが開催されるのだとか。

 昼食後、散歩を兼ねて犬ぞりレースを見学。私より少し前に軽装で出かけた今井さんが「寒い〜」と言って防寒用の帽子を取りに戻ってきました。横山さんは道端に潜み望遠レンズでワンコたちを狙っています。(笑)


 目の前を通るマッシャー(操縦者)さんが手を振ってくれました。スマホで撮影。

 貸別荘の近くに気になるピザ屋さん「Wagner’s Pizza Bus」というお店があったので、夕飯用にテイクアウト。

 ピザを切り分ける笑顔の池田さん。ピザ2枚とカルツォーネ(店員さんはカルゾーンと発音)が1枚です。
 4人でムシャムシャ、、、、おお、これは美味しい!
 注文したのはスモールサイズですが、それでも直径が13インチ(約33cm)で生地が厚目。4人でも食べ切れず、余った分は翌日の朝食になりました。温め直しても美味しかったのはさすがです。


 夕方から天候がさらに悪くなったことから遠征を断念し、オーロラ写真家・動物写真家で有名な田中雅美さんが出演された「いとしのオーロラ」というテレビ番組の録画を4人で鑑賞。

 夜になっても晴れません。
 私としてはとても楽しく雰囲気がいい合宿に加え、念願のオーロラが見えたことから満足度が高い今回の旅でしたが、星景女子3人には不完全燃焼の旅だったようです。

 明日の帰国に備え、各自パッキング。おやすみなさい。

 この続きは次回の記事 【 オーロラ遠征その13 】で。
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オーロラ遠征その11(アラスカ大学国際北方圏研究センターの見学)

2023-04-15 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征その10 】からの続きです。

 実質的にフェアバンクス8日目=3月31日(金)になりました。


 この日は午後からアラスカ大学国際北極圏研究センター(International Arctic Research Center of the University of Alaska Fairbanks; IARC)を見学。


 2000年からここの所長だった赤祖父俊一さん(1930-)が退職した2007年に国際北極圏研究センタービルが赤祖父俊一ビルと命名されたとのこと。赤祖父さんはオーロラ研究の第一人者です。


 この施設の地震研究部門で働いている八重樫さん(左端)の特別な計らいで館内の見学と撮影がOKになりました。八重樫さんの丁寧な説明に聞き入ります。

 なお、研究センターのホームページは 【 https://www.gi.alaska.edu/ 】です。


 アリューシャン列島は地震源を表示したシンボルマークで隠されてしまっています。アラスカも地震が多いのですね。


 地震源を示すシンボルマークの色は1977年から2017年までに発生した地震源の深さを、大きさは地震の規模を示しています。日本列島は多数のシンボルマークに覆われて見えません。地震国と言っていい日本の原子力発電の安全性、大丈夫なのでしょうか。


 すぐ横に地震計があったので4人でジャンプ3回のうちの1回です。八重樫さんが撮影してくれましたが、スマホだとタイムラグがあってジャンプした瞬間の撮影は難しいです。


 左側の地震波は5人全員で力一杯ジャンプした痕跡です。(笑)


 図書室の片隅の喫茶コーナーで5人が談笑。中央の池田さんが持っているのは地震研究所オリジナルプラスチックボトルで、八重樫さんの上司からのプレゼントです。4人全員がいただきました。


 夕飯は近くのマック Arby’s で。

 この日は粉雪が降ってきて天候の回復は見込めません。オーロラ遠征を諦め、おとなしく貸別荘に戻りました。

 別荘では各自撮影画像の整理などで時間を過ごします。

 この続きは次回の記事 【 オーロラ遠征その12 】で。
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