★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

ブログの投稿をしばらくお休みします

2025-02-28 06:00:00 | プラネタリウム・各地の科学館
 2024年9月のブログ記事 【 多摩六都科学館を訪問(2024年9月8日) 】に引き続き、2025年2月26日(水)に多摩六都科学館を再訪問してきました。

 多摩六都科学館で「アイヌの星空」という大人向け投影を天文指導員OBと現役天文指導員の3人で観覧。その日のうちに札幌へ戻ってきました。

 2月26日の23時過ぎに帰宅した途端、自分の趣味に費やす時間の確保が難しくなる事態が発生。そのため、ブログの投稿をしばらくお休みします。
 ブログ読者の皆様、申し訳ありません。ブログ投稿の再開時期は未定です。


 東京で咲いていた梅の花です。2月26日(水)の午前中に撮影。本州ではこの後に桜が咲きます。北海道だと梅と桜がほぼ同時に咲くのはなぜでしょうね。
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コスモプラネタリウム渋谷を訪問(2024年9月8日)

2024-09-14 06:00:00 | プラネタリウム・各地の科学館
 前回のブログ記事 【 多摩六都科学館を訪問 】からの続きです。

 西東京市の多摩六都科学館を出てコスモプラネタリウム渋谷に向かいます。16時からの投影間に合うかギリギリで焦りながら渋谷区文化総合センターの12階へ。
 投影開始10分前の15時50分にプラネタリウムの受付に辿りつきました。(汗)

 入場して驚きました。村松さんが16時からの投影担当でした。挨拶もそこそこに着席。ドーム直径は17m、同心円状の座席配置で130席。機材はコニカミノルタ製です。

 「伝説のプラネタリアン」というキャッチネームの村松さん。流石の話術です。引き付けられます。投影終了後、村松さんと話していると永田さんが登場。
 うん?次回の投影は永田さんですかー。ということで17時からの投影券を急きょ購入。

 永田さんは「癒しの星空解説員」というキャッチネームです。惚れ惚れするような内容でした。台本を見ない肉声解説の素晴らしさを感じます。もう私はプラネタリウムの投影解説をすることはないでしょうが、もう一度投影してみたくなりました。
 なお、私がプラネタリウム投影していた頃の思い出話を2012年12月のブログ記事 【 プラネタリウムの話 】として書いてあります。


 投影終了後、記念撮影をおねだりしてしまいました。ブログ掲載OKの承諾済み。お忙しい中ありがとうございました。
 お二人とも渋谷にあった五島プラネタリウム時代にお会いして以来ですから40年ぶりぐらいの再会です。当時はお互い若かったですねー。
 実は白状すると、お二人ともコスモプラネタリウム渋谷で勤務されていることをすっかり失念し渋谷に向かっていました。お二人のお顔を拝見してから思い出すというお粗末さでした。ごめんなさい。大変失礼しました。

 永田さんが投影終了後、コスモプラネタリウム渋谷では投影スタッフ8人の個性を活かした解説ということに話が弾み、私の方から「落語と同じですね」と伝えると永田さんも同感のご様子でした。
 ネタが同じであっても違う真打ちクラスが異なる話し方でもそれぞれが面白い。投影話術には間(マ)が大事というのも落語と似ているという話になりました。
 松村さんも永田さんも話の間(マ)が絶妙です。他の投影スタッフさんの肉声解説も是非聞きたくなりました。


 入場口に掲げられている投影スタッフ8人の紹介パネルです。5年ぐらいの勤続年数で頻繁に交代してしまうプラネタリウム施設ではこのような肉声解説に特化したスタッフの紹介は困難でしょうね。

 観覧券を購入する際、親切に笑顔で対応していただいた西さんも投影スタッフさんでした。皆さんの表情を見ていると自信と意欲を持って仕事に励んでいる様子が見て取れました。
 大変なこともあるでしょうが、これからも頑張ってくださいね。


 2階に展示されている五島プラネタリウムで活躍していたツァイスⅣ型プラネタリウム本体を拝んでから宿泊先に戻りました。

 次回のブログ記事 【 羽田空港の全ターミナルを見学し札幌へ 】に続きます。
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多摩六都科学館を訪問(2024年9月8日)

2024-09-13 06:00:00 | プラネタリウム・各地の科学館
 前回のブログ記事 【 東京で天文指導員OBと懇親会 】からの続きです。

 9月8日(日) 8時過ぎにJR駒込駅近くのホテルを出発し、西東京市の多摩六都科学館 へ向かいます。JR山手線の高田馬場駅で西武新宿線に乗り換え、花小金井駅で下車。


 花小金井駅前のバス停で「はなバス第4ルート田無駅行き」を待ちます。1時間に2本の間隔で運行しています。

 可愛いラッピングの小型バスに乗車。8分ほどで「多摩六都科学館」バス停で下車。9時28分に到着しました。


 大きな肉まん(失礼!)のような建物が特徴的。左側はスカイタワー西東京という別組織の電波塔です。

 9時30分の開館時にはすでに長蛇の列。ガードマンさんにお聞きすると、きょうは空いている方だとのこと。

 私の目当ては13時10分からの全編生解説プラネタリウム。プラネタリウム観覧付き入館券を購入し館内の展示物を見ていると、館内に食事ができるレストランを発見。
 レストランの受付け女性スタッフにお聞きすると、営業開始の11時には結構並ぶので事前に受付用紙にお書きになりますか?ということで営業開始1時間前にトップで記入させてもらいました。貴重な情報とご配慮に感謝。
 展示物を見て11時少し前に行くと情報どおり列ができていました。ひらいさま〜と女性スタッフに呼ばれ店内に着席。1番乗りで気分がいいです。(笑)


 雑穀米入りのハヤシライスを美味しく頂戴しました。支払い時に事前情報を丁寧に教えていただいたことと接客時の笑顔が素敵ですねとお礼を言って館内の見学に戻りました。

 私が科学館などの施設見学をする際は、スタッフのコミニュケーションなど接客の様子も気になります。展示物の見学と同時に館内受付スタッフ、展示説明スタッフの様子を拝見すると、皆さんの丁寧な対応が心地良かったです。

 さて、お待ちかねのプラネタリウムの入場時間になりました。満席とのこと。

 「サイエンスエッグ」と呼ばれるプラネタリウムドームは傾斜型の直径27.5m。光学式投映機CHIRONⅡ(ケイロンⅡ)が設置されています。下に写っているのは施設のマスコットキャラクター「ペガロク」です。(星座のペガススと六都から名付けられたようです。1階受付けのコーナには背中から羽根が生えた大き目の「ペガロク」が鎮座しています)

 この日は子供達が多く、投影スタッフは子供達の反応を感じながら双方向コミュニケーションで解説しています。まるで録音テープのような無機質気味の肉声解説が増えてきた昨今、観客の反応を感じながらの臨機応変の解説は好感が持てました。ベテラン投影者による肉声解説の醍醐味でしょうね。

 投影後、投影をしてくださった雨森さんと情報交換。途中で天文チーフの斉藤さんにもご挨拶させていただきました。お忙しい中、対応ありがとうございました。

 帰路も科学館前のバス停から「はなバス第4ルート田無駅行き」に乗車。これから渋谷に向かいます。
 コスモプラネタリウム渋谷の投影時間に間に合うでしょうか。次回のブログ記事は 【 コスモプラネタリウム渋谷 】の予定です。
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プラネタリウム100周年を迎えて

2023-11-29 06:00:00 | プラネタリウム・各地の科学館
 近代的なプラネタリウムが1923年にドイツで生まれ、今年の2023年でちょうど100年目。全国のプラネタリウム施設では様々な100周年企画が催されています。

 残念ながら、札幌市青少年科学館は展示物大規模リニューアルと施設の長寿命化などの改修工事のため、2022年8月22日から閉館中で、2024年3月末に開館の予定です。

 札幌市青少年科学館が開館した1981年当時、私はプラネタリウムの投影スタッフもしていました。


 札幌市青少年科学館の初代プラネタリウム五藤光学研究所製 GN18-AT を保守点検している42年前の私。若いなあ〜。ネクタイがスーツの外に出ていてちょっと残念。(笑)

 各地のプラネタリウムをみると、座席配置は投影機本体を中心とした「同心円配置」と、一方向が見やすい「扇形配置」とに大まかに分類されます。(床が一方向に傾斜したコンサートホールのような傾斜型ドームは、全天映画などの自動投影に向いています。)

 1960年代までのプラネタリウムは、全天の星空説明をするため「同心円配置」の座席にせざるを得ませんでした。ところが、1970年代に入り画期的な機構が投影機に組み込まれました。
 それは、投影機全体を水平回転させる機構です。この機構が投影機を支える架台に組み込まれたことで新設館の多くは「扇形配置」座席を採用することが多くなり、1981年10月に開館した札幌市青少年科学館のプラネタリウムも水平架台回転装置付きで「扇形配置」座席でした。

 なお、五藤光学研究所製の光学式プラネタリウムは、機種名の最後に「T」が付番されているのが水平架台回転装置付きの機種です。同社のプラネタリウム納入実績を拝見すると、1972年以降から「T」が付番されたプラネタリウムが激増しています。

 「扇形配置」座席であれば南側を正面にし、南中した星座(冬ならオリオン座、夏ならさそり座など)の説明をした後、北天の北斗七星やカシオペヤ座、北極星の説明をする際には180度ほど投影機をゆっくりと水平回転させ北を正面に、日の出の時にはさらに90度ほど水平回転させ日の出位置を正面にします。「扇形配置」座席だと殆どのお客様が見やすい姿勢で星空を楽しむことが可能となりました。

 あまり頻繁に水平回転させることは好ましくありません。いかに水平回転を少なくしお客様が見やすいように星空投影するかは説明員の腕の見せどころでもありました。
 投影機本体を水平回転させる際は、地平線上の建物や景色を写し出す投影装置(五藤光学研究所ではスカイラインと呼称していました)を薄っすらと投影しながらゆっくり水平回転運動をさせると、多くのお客様は床全体が動いていると錯覚するようです。

 このように画期的な水平回転装置が組み込まれている現在のプラネタリウムですが、各地のプラネタリウムを見学させていただくと、水平回転を全く使わないで全天の星空説明を肉声で行う「扇形配置」座席のプラネタリウムがあることに驚かされます。
 南天の説明後に水平回転なしで北極星の説明をポインターで示しても、殆どのお客様は背もたれから起き上がり振り返るような姿勢を強いられるからです。水平回転機能があるのに使われていないのが勿体ない!

 投影を担当するスタッフの人事異動が頻繁な施設は、投影のノウハウがうまく受け継がれていないのではないかと心配になりました。もしかしたら、オート番組投影上の制約があるのかもしれませんが残念なことです。一部のプラネタリウム施設では星を指し示すポインターの使い方が乱雑なのも残念に思います。

 先人の知恵と汗で誕生した投影機本体の水平回転機構をうまく使い、お客様が見やすい星空案内をして欲しいなあと願います。古い時代の投影スタッフだった私の思い込みや勘違いがあるかもしれませんけど。

 なお、「同心円配置」座席であっても、個々の座席が半回転ほど動かせるようにしてあり、お客様自身が見る方向をある程度自由に変えられ少しでも見やすくなるよう工夫している施設も存在します。
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久し振りのプラネタリウム鑑賞

2021-02-12 06:00:00 | プラネタリウム・各地の科学館
 前回のブログ記事記事 【 緑内障の疑いで精密検査 】で、眼科受診の帰り道に、札幌市青少年科学館のプラネタリウムを見たことを書きました。

 2月10日(水)の午後、5か月振りに科学館を訪問。

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 65歳以上は割引料金。嬉しいですね。(笑)

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 中央の投影機は1981年の開館時の本体よりずいぶんと小さくなりました。投影前の撮影タイムに撮影。

 札幌市青少年科学館のプラネタリウム本体はこれまで全て五藤光学製です。ドーム径は開館以来18メートルのままで、投影機種の変更推移は次のとおりです。
 初代  1981年 GN-AT
 2代目 1997年 GSS-URANUS (ウラヌス)
 3代目 2016年 CHIRON Ⅲ (ケイロンⅢ)

 内容は、「今月の星空 with SNOW MIKU 2021」というオート番組+2月の星空生解説+オーロラの説明を組み合わせた50分間の投影でした。

 投影終了後、スタッフと「投影機の水平回転の活用法」について話していると、新型コロナウイルス感染予防で、非常口の扉を開けての換気と、観客が座っていた座席のアルコール消毒をほかのスタッフが始めていました。お疲れ様です。


 ところで、2019年の北海道新聞に室蘭市青少年科学館が2021年3月で閉館するという記事が掲載されていました。

 同館のプラネタリウムは2021年3月に引退予定で、すぐ近くの敷地に建設される「室蘭市環境科学館・市立図書館(仮称)」に新しいプラネタリウムが設置され、4月以降に投影を開始する予定と聞いています。

 昭和という古き良き時代を生き抜いてきたプラネタリウムが愛おしくなり、室蘭のプラネタリウム見学をした際の画像です。

 投影機本体は、五藤光学製GX-10Tで、1976年製との銘板が貼られています。
 同館の開館は1963年と聞いているので、プラネタリウムは2代目でしょうか。


 日周運動ダイヤル付近の塗装の摩耗は45年間の歴史を物語っているようです。
(スタッフの計らいで操作卓を撮影させてもらえました)

 おまけの画像です。

 投影終了後、近くの洋食屋さんで食べた500gのポークチャップです。
 ご馳走様でした。


【2月12日16時10分:記事追加】
 室蘭市青少年科学館の初代プラネタリウムについて調べてみると、五藤光学製のM-1 という機種が1962年に納入されていることを確認しました。出典は1996年発行の五藤光学研究所70周年記念誌「星空夢」280ページです。
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