★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

承認欲求とブログを継続する理由

2024-12-23 06:00:00 | その他の記事
 マズローの5段階欲求という説があります。(マズローはアメリカ合衆国の心理学者 1908ー1970)
 ① 空腹を満たしたい(生理的欲求)
 ② 安全な場所に住みたい(安全欲求)
 ③ 家族・友人と親しくありたい(親和欲求)
 ④ 仲間に自分の実力を認められたい(承認欲求)
 ⑤ 自分の能力を活かしてさらに成長したい(自己実現欲求)という階層構造になっているという説です。

 2024年8月から私は Facebook の利用を一時的に停止(Facebookのアカウントを一時的に利用解除)しています。今回のブログ記事は、いつもの天体記事でも旅行記事でもなく SNS(ソーシャルネットワークサービス/Social Network Service)について私の今の認識を書くことにします。



 Facebook への投稿はマズローの説の④承認欲求という面が強く出てしまうと私は感じています。なぜなら、投稿後に「いいね」の数を強く意識してしまう私がいました。
 あまりにも気にし過ぎると感じ始めたことから、承認欲求の低減と自分時間の充足を図る目的で Facebook の利用を一時的に停止しています。

 また、X(旧Twitter)も情報を得るのに便利だから加入するよう多数の知人から強く勧められましたが、X のアカウントを作る気になれない私がいます。
 SNS の功罪もある程度理解しているつもりですが、SNS から少し距離を置くその理由も書いてみます。

 現代社会では、人の言うことを鵜呑みにしてしまう傾向があるように私は感じます。ボットアカウントなどによる意図的な誤情報やメディアが報じるニュースやネット上の情報を、何の疑いもなくそのまま信ずる人が増えているというか、人々の考える力が低下していると多くの知識人が警鐘を鳴らしているようです。世界は情報の戦争「認知戦」に晒されているとのこと。

 世の中にあふれる情報を受け身で得ることに慣れっこになると、それらの情報の中身や質について、自分の頭できちんと考え、吟味し、冷静に判断することが難しくなります。その結果、フェイク情報に踊らされてしまう人も少なくないようです。
 一方でSNSを見る時間がどんどん長くなり、止めたくても止められない「SNS依存」とも言える生活に支障が出るレベルの事態も憂慮されています。

 北海道新聞2024年12月22日付け6面に記載された「オピニオン・コラム」記事を引用すると、
「フランス革命で断頭台の露と消えた王妃マリー・アントワネットが方言したとされる『パンがなければお菓子を食べればいいじゃないの』は(中略)王妃のイメージダウンを図ったジャーナリストによるでっち上げだったと、漫画『ベルサイユのばら』の作者池田理代子さんの著書にある」 とあります。

 また、同新聞同日付け24面の兵庫県知事戦X投稿224万件解析というタイトル記事に掲載された白鳥浩・法政大大学院教授(現代政治分析)の話を引用すると、
「交流サイト(SNS)は情報入手の手段として定着しており、そうした中では、偏った情報の拡散は有権者が公平な情報を知る権利を阻害しかねない」 とのこと。
 オーストラリアでは、2024年11月に16歳未満の子供のSNSアカウントを作るのを禁止する法案を可決したという報道がありました。子供たちのメンタルヘルスやオンライン上の危険からの保護が主な目的だそうです。

 ということを踏まえながらSNSから距離を置き情報過多を防ぐ一方で、このブログ記事を書き続ける理由も書いてみます。

 書き続ける理由は主に次の4点です。
 ① 承認欲求
 ② 天文普及事業に携わる方々へのアドバイス
 ③ 自分自身の勉強
 ④ 自分自身の記録

 2010年にこのブログを始めたのは、早期退職し宮古島で半年ほど自炊しながら星見三昧の様子を親しい知人に知らせたいと思ったからで、始めた当時はパスワード設定をし知人にだけパスワードを事前に周知していました。

 その後パスワード設定を解除し、①の承認欲求と②の天文普及に携わる札幌の天文指導員さんに伝える内容記事へと変わっていきました。
 しかし、ここ10年ほど前から③の自分自身の勉強と④の自分自身の記録という意味合いがかなり強くなってきました。ブログ記事を公表するということは、誤ったことを書かないためにもきちんと裏付けし勉強して書く必要があります。
 また、過去のあの時に私は何をしていたのか調べる際に自身の書いた記事を検索することが多くなっています。まさに日記になっています。

 以上のことから、自分の体験や調べたことをブログ記事として発信することを、意欲がある間は続けたいと思っています。
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北海道・星と楽しむ会と星見人の会

2024-11-07 06:00:00 | その他の記事
 星と楽しむ会というのは、1970年から始まった北海道の星好きが集まる親睦会の名称です。北海道各地の天文同好会などが幹事役として持ち回りをし毎年開催されていました。


 1979年に名寄市で開催された第10回大会を記念し発行されたB5版の記念誌の表紙と裏表紙を接写しました。

 私は1973年の第4回札幌大会から毎年連続して参加。
 1980年の第11回余市大会、1981年の第12回喜茂別町中山峠大会、1982年の第13回伊達大会に参加した後は仕事が多忙となり参加を見送っています。
 その後、各都市の天文同好会での持ち回りが難しくなったようで星と楽しむ会は発展的解消となったと聞いています。

 この星と楽しむ会で知り合ったSさんは名寄市の天文台、Kさんは初山別村の天文台、Iさんは旭川市の天文台職員となり天文普及事業に活躍しました。初参加当時の皆さんは中学生や高校生だったはず。今から50年も前の話です。

 その後、星と楽しむ会を継承するような形で始まったのが星見人(ホシミスト)の会と聞いています。


 これは2024年11月に開催された星見人の会で渡されたパンフレットを複写したものです。星見人の会は1995年から開催され現在に至っています。(このパンフレットを作成した天文指導員OBで現在なよろ市立天文台職員のWさんから複写とブログ掲載の内諾を頂いています)

 私が持っている星見人の会の参加資料によれば、2002年の第8回風連町大会、2003年の第9回美瑛町大会、2012年の第15回陸別町大会、2013年の第16回名寄市大会、2016年の第19回初山別村大会、そして今回の2024年の第24回士幌町大会に参加しています。これ以外にも数回参加しているはずですが記憶が定かでありません。(笑)

 このように星好きが集まる親睦会が長年行われていることは、北海道の天文普及事業を支えてきた人材の育成にも役立っていると私は感じています。
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43インチ液晶テレビをテーブル前に移動

2024-10-29 06:00:00 | その他の記事
 我が家の大型テレビはこれまで居間のテーブルから2.5mほど離して設置していました。

 高齢の母の視力が徐々に弱りテレビの字幕が読めなくなったことから、テレビをテーブル前に移動しました。そこで困ったのがテレビの転倒を防止する仕組みです。

 これまでは壁際にテレビを設置していたので、壁とテレビの間をワイヤーで繋ぎ転倒防止をしていました。今回は壁から離れるためワイヤーが使えません。


 まず、テレビ台の中に重量物を入れ重くします。次にテレビ後部に配置された壁掛け用ボルト穴を利用し前の方に倒れないよう固定。
 上の白っぽいアルミアングル加工部品は以前所有していた口径46cm反射望遠鏡の赤道儀部品を流用。口径40cm反射を新たに作った際に余ったアルミパイプやジョイントなどで台座に固定しています。
 手持ちの部材で作ったため構造的にやや弱いかもしれません。台座に取り付けるジョイントを新たに買うと頑丈にできたのですが、部品代2800円をケチりました。


 テレビ前部を固定した様子です。今回のテレビ移動で購入したのはこの黒い金具だけ。とりあえず、ワールドシリーズ第1戦に間に合うようにしました。
 このままでは震度5以上の地震には強度不足だと思うので、あと2か所ほど補強予定です。


 この移動で、テレビを視聴する母とテレビの距離は約1m。よく見えると母には好評なものの、私からは斜め45度ぐらいからテレビを見ることになります。我慢します。(笑)
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手稲山に初冠雪2024

2024-10-20 08:20:00 | その他の記事
 10月19日(土)の札幌は夕方から強い雨でした。翌朝の10月20日(日)の8時、開成高校天文同好会OBの連絡網で小樽や札幌で初冠雪になったことを知らされました。

 急いで自宅屋上に昇ると遠方の手稲山に初冠雪を確認。


 10月20日8時04分に望遠レンズで撮影。

 冬将軍が北海道に来るのはもう間近のようです。

【10月21日6時50分:記事追加】
 札幌管区気象台によると、札幌市でも10月20日に初雪を観測。平年より8日早く、昨年2023年より22日早いとのこと。10月の札幌の初雪は7年ぶりだそうです。
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精米が店頭から消えて

2024-09-29 06:00:00 | その他の記事
 日本全国で2024年8月ごろから店頭で精米の品薄状態が続いていました。

 世間の「お米が無くなるので買いだめしておく」という風潮に抗い、私は買いだめせずに平時と同様、自宅の在庫が無くなりそうなら買う主義です。8月下旬になりお米を買っておこうと思ったら案の定、いつも食料品を購入しているスーパーでは8月上旬ごろから売り場のお米が消えていました。
 しかし、我が家では残っていたお米で2週間ほど白米が炊けそうでした。

 安価で供給されているお米がないと日常生活に苦しむ人達が大変になるとはいえ、我が家は代替品などを活用するなど多少の余裕があります。

 ついに9月12日(金)、お米が無くなり災害用に備蓄していたレトルト白米、パスタ、パンなどで対応しました。


 9月15日(日)に星見をするため美瑛町に行く途中の富良野市でAコープに寄ったところ、新米が店頭で売られていました。早速5kgの精米を1袋購入。

 私がいつも食料品を買う大型スーパーでは9月19日(木)に新米の入荷があり店頭販売されていました。

 天候の不順、農業政策の考慮不足、国民の買い占めということが重なるとすぐにこういったことが起きることは過去の歴史が物語っているように思います。

 歴史を学び、情報リテラシーを学ぶことで偏った情報と正確な情報を各自が吟味し、他人の言動に煽られず各自が行動を決めることが大事だと思っています。
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