★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

44年前に初めて見た皆既日食の資料

2024-03-05 06:00:00 | 1980インド皆既日食
 過去の皆既日食の資料を調べているうちに、44年前に私が初遠征したインド皆既日食の資料が出てきました。

 1980年6月インド皆既日食の様子は、以前のブログ記事 【 皆既日食の誘惑 】に書いてあります。


 同行した11人で自主出版した記念誌です。インドのデカン高原で見た皆既日食継続時間が冊子のタイトルです。右側は当時のエアインディアシールです。現在もインドおじさんのイラストは変わっていないようです。


 大阪から搭乗したエアインディア ボーイング707の「安全の栞」が出てきました。私にとって初めての海外旅行ということで記念に持ち帰ったのですが、時効ということでお許しください。
 なお、ボーイング707といえば、1978年4月に起きた「大韓航空機撃墜事件」もボーイング707でした。


 記念誌の原稿用として作成した手書きのスケジュール表です。

 往路の香港で乗り継ぎの際、オーバーブッキングのため11名のうち私を含めた7名がブリティッシュエアウェイズに乗り換えたことが思い出されます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皆既日食の誘惑

2012-11-01 07:00:00 | 1980インド皆既日食
 きょうから11月。札幌の街は、すっかり秋の装いとなりました。

 私達が見られる最大の天体ショーといえば、太陽の全面が月にスッポリと隠される皆既日食ではないでしょうか。 Eclipse is very excitement show.

 皆既日食が見える地域は極めて狭い範囲に限定されます。
 ちなみに1950年から2050年までの100年間で日本の領土内で観察可能な皆既日食は、1963年7月、2009年7月、2035年9月の3回しかありません。
 生きているうちに皆既日食を何回も見たい場合には必然的に海外遠征になります。

 私の初体験は、1980年(昭和55年)2月にインドで見た皆既日食でした。
 My first solar eclipse experience is Feb.1980 in India.
 31190171
 皆既日食になる寸前のダイヤモンドリングです。
 1980年2月16日15時43分36秒、口径65mm焦点距離500mm屈折直焦点、オリンパスOM2ボディ、エクタクローム64、露出1/125秒。撮影地はインド、デカン高原のほぼ中央にあるライチュール村。

 31190173K
 最も暗くなったころに撮影。流線状の幾筋ものコロナを撮影するため露出を1秒と長めにかけましたが、肉眼には到底及びません。15時44分48秒に撮影。(いずれもインド時刻。日本-インド=3.5時間)

 31190174K
 撮影風景です。右が私。左は現地で一緒になったKさんです。

 生で見る皆既日食はテレビなどの映像とは大違いで、急激に変わる空の色と明るさ、放射状に広がるコロナの透き通った微細な模様、昼間にいきなり明るい星が見える違和感、広大な宇宙の中で地球・月・太陽が一直線になった地点にいるという臨場感、まさに人生観を揺さぶられるものでした。

 インドで皆既日食ウィルスに感染した私は、
 2回目 1983年 6月 インドネシア
 3回目 1991年 7月 ハワイ ( 唯一、曇天で見られず )
 4回目 1994年11月 ペルー
 5回目 1995年10月 インド
 6回目 1999年 8月 トルコ
 というように数年おきに皆既日食を見に海外遠征していました。

 1999年以降にも行きたいなと考えた日食がありましたが、仕事の都合でいずれも行けませんでした。
 また、皆既日食の経験が多くなってくると、ハードな日程の日食ツアーは避けるようになり、最近は皆既日食遠征から遠ざかっていました。

 以前から2012年11月にオーストラリアで見られる皆既日食もいいなとは思っていたのですが、最近の日食ツアーフィバーの影響で旅行代は高騰、日程もキツイものが殆どで参加したいという気持ちにはイマイチなれませんでした。

 そんなとき、参加してみたい日食ツアーを見つけました。家族の後押しもあり急遽参加を決意。今から持っていく器材や携行品を選ぶのでドタバタしています。11月6日に出国するのであと5日しかありません。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする