2010年12月15日(水)、今日は、国土交通省北陸地方整備局の幹部と日本技術士会北陸支部役員の意見交換会がホテル日航新潟であった。国交省は局長をはじめ部課長クラスが5名出席し技術士会からは、富山と石川から参加の役員も含めて14名が出席した。技術士会からは、会の概要と北陸支部の活動を中心に報告があり、国交省からは、今後の主要プロジェク、トや事業の紹介、予算の推移などの報告があった後、意見交換会となった。
意見交換会と言っても、主に民間コンサルタント会社に属する技術士会側から、発注者である国に対して、技術士の一層の活用をお願いするという陳情形式になってしまう。したがって、国交省側は発注者としての立場でものを言う。日本のインフラ整備や建設技術のあり方を議論したり、いかに現状の閉塞状態を建設技術者として打開していくべきかという話にはならない。
今日出席の役人という訳ではないが、どうも役人は発注する金額が自分の金であるかのような錯覚をしているのではないか?だから金を支払う側が強く、仕事をもらう側が弱いという図式となる。税金を使っているということを考えれば、もっと責任感があってしかるべきだろう。責任をとらないで渡り歩く役人の立場が言わせる話を聴いてもつまらない。技術士会は国交省傘下の財団が認定する資格とは違う。認定機関も文部科学省である。陳情する中身は多少違ってはいるものの、業界団体と同じようなお願いのやり方はどうかと思う。これは逆に局長からも同様のニュアンスの発言があったくらいだ。今回の企画は事前に何の説明もなく全く突然に召集された感があった。会の方向性もよく定まっていなかったようだ。
帰りに朱鷺メッセの通路の向こうに何か光っているのが見えた。クリスマスシーズンのイルミネーションなのか?この場所のイルミネーションは初めて見た。写真を数枚撮ってロビーに降り、タクシーに乗ろうとしてコートを忘れてきたことに気付いた。今まで暖かかったため、今日初めてコートを着てきたのだった。朝出掛けにふと忘れそうな予感があったが、案の定、会議室のコート掛けに忘れてきてしまった。部屋に戻るとコートラックが無い。あと片付けをしていた担当者に聞くと、懇親会の会場に運びましたと言う。
やば~い!出たくなかったので懇親会をサボったのに・・・。いまさら会場には入りづらい。会場の担当者が案内してくれたので一応あとについていった。ところが「コート掛けは廊下に出てますから」と彼に言われ、ほっと一安心。なんとなく抜き足差し足のような格好をしながらコートを取って引き返す。何だかコソ泥のような自分の姿がおかしかった。
〈イベントがないのでコンコースは誰も歩いていない〉
〈人がいないと、華やかさが何だか一層むなしい。〉
〈最近は発光ダイオードの普及でイルミネーションがやたら増えてきた。〉