
朝六時に起床し窓を開けると暗い中に白いものが見えた。
今日も雪降りだ。
昨日今日と二日続きの降雪をみる。
当地では非常に珍しいことである。
朝日が昇るとたちまち消えてしまったが。
写真を撮ろうとしたが、もたもたしているうちに
というか、明るくなるのを待っているうちに
雪は消えてなくなり写しそこねてしまったのである。
正岡子規も雪の深さを測り損ねたにちがいない。
こんな句がある。
いくたびも 雪の深さを たずねけり 子規
病気で床にふせっていた子規は外の雪景色を
見たくても見られず家人に今どれくらい降ったかと
聞いて、その様子を想像していたに違いない。
雪雲レーダーに北陸地方に降雪を知らせる雪雲が
発達している様子が見てとれる。
もしも現代なら子規は病床でスマホをかざしながら
降雪量の予想をたてていたことであろう。
しんしんと 降る雪の量を はかりかね