年が明けて早くも十二日となった。
年の初めに決めたことが一つあり、それを十二日間実行中である。
それは、なるべく薬を飲まないようにすることである。
薬というものは、もちろん、病気を治すためのものである。
すぐに治らなくても悪化するのを防ぎ、または遅らせることの
できるものである。
自分の場合、持病があって五年くらい前から整形外科で処方して
もらった腰痛の薬を絶えず保持しており、今でも時々それを飲んでいる。
薬の名前はロキソニンである。
腰痛の症状は今は出ていないのでほとんど薬を飲まないで済ますことが
できている。
しかし、いつ再発するかわからないという不安がある。だから少しでも
腰痛の前触れを感じるときなどは予防のため薬を飲みたくなって
しまうのが正直なところである。
薬に頼ろうとする自分の弱さを感じながら。
去年の日記を開いてみると、一月に飲んだ薬が記録されているのだが
十日間の間に早くもロキソニンを二回、風邪薬を一回、胃痛薬を一回
服用したことになっている。
今年はそれらが全くなくゼロを続けているのである。
飲まなくて済むなら飲まない方が良い。それが薬というものである。
効用もあるが半面、副作用が多かれ少なかれ、あるいは目に見えない
かたちで伴うものなのである。
たとえばロキソニンの場合、人によっては胃部不快感、腹痛、食欲不振
等が出る場合がある。
また、肝障害や腎障害のある人は注意が必要だし、飲むときは空腹時は
避けるべきだし、一度に二回分を絶対飲んではいけない等の厳重な注意
と管理が求められるのである。
薬を甘くみない。薬に頼らない生活をする。
今年の目標である。