チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

箏曲家・宮城道雄、アイザック・スターンと共演(1953年)

2015-03-08 22:00:16 | 日本の音楽家

小学館の新学習図鑑シリーズ26「音楽の図鑑」の表紙です。

国立ポーランド少年合唱団。昭和48年4月1日初版1刷発行。少年っぽくない人もいますね。



この図鑑の「新しい日本音楽をきずいた人びと」のページで、お琴の演奏家であり作曲家の宮城道雄(1894-1956)が紹介されています。



うしろのヴァイオリニストはアイザック・スターン(Isaac Stern, 1920-2001)ですよね。
この二人、なぜ共演することになったんでしょうか。

『音楽之友』昭和29年1月号に同じ時に撮影されたと思われる写真が載っていました。



1953年に初来日した際のレセプションで、スターンが宮城の演奏に興味を持ち、1953年10月27日のリサイタルの折「春の海」を共演したということです。

どちらの写真でも宮城さん楽しそうですね!このときの録音があれば聴いてみたいです。

 

(参考)スターンのレセプションにて。左はピアノ伴奏者のアレクサンダー・ザーキン(Alexander Zakin, 1903-1990)。『芸術新潮』1953年11月号より