小学館の新学習図鑑シリーズ26「音楽の図鑑」の表紙です。
国立ポーランド少年合唱団。昭和48年4月1日初版1刷発行。少年っぽくない人もいますね。
この図鑑の「新しい日本音楽をきずいた人びと」のページで、お琴の演奏家であり作曲家の宮城道雄(1894-1956)が紹介されています。
うしろのヴァイオリニストはアイザック・スターン(Isaac Stern, 1920-2001)ですよね。
この二人、なぜ共演することになったんでしょうか。
『音楽之友』昭和29年1月号に同じ時に撮影されたと思われる写真が載っていました。
1953年に初来日した際のレセプションで、スターンが宮城の演奏に興味を持ち、1953年10月27日のリサイタルの折「春の海」を共演したということです。
どちらの写真でも宮城さん楽しそうですね!このときの録音があれば聴いてみたいです。
(参考)スターンのレセプションにて。左はピアノ伴奏者のアレクサンダー・ザーキン(Alexander Zakin, 1903-1990)。『芸術新潮』1953年11月号より