一流のクラシック演奏家がたくさん出演していることで有名な1947年のアメリカ映画『カーネギー・ホール』(Carnegie Hall)のプログラムの表紙です。日本公開は1952年。
↑ ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィル。撮影用なのか、オーケストラ・メンバーがいつもより指揮者をよく見ている気が。
↓YouTubeではこの映画の全編が見られるんですね。
このように、たくさんの出演者がいますが、この中での見ものはやはり
1.ワルター指揮ニューヨーク・フィルのマイスタージンガー序曲(36分45秒から。鼻の穴でかっ)
2.ルービンシュタインの英雄ポロネーズ、ファリャ「火祭りの踊り」(1時間00分17秒から)
3.ハイフェッツとフリッツ・ライナーのチャイコフスキーの協奏曲(1時間40分54秒から。その前のシーンではハイフェッツとライナーは「俳優」として演技しちゃってます)
4.ストコフスキー指揮ニューヨーク・フィルのチャイコフスキー交響曲第5番第2楽章(2時間01分45秒より。演奏途中に会場入んなよ~)
。。。といったところでしょうか。
しかしさすが大田黒元雄さん、こういったメジャー系でなく声楽のほうに感心されています。
2時間15分あまりですが、当然、音楽シーン以外は飛ばしまくりなのであっという間に見終われます。
↑ベートーヴェンの運命を指揮するアルトゥール・ロジンスキ (Artur Rodziński, 1892-1958)