『芸術生活』1967年9月号から、「ディアギレフ・バレエの衣装~50年前のピカソたちのデザイン」です。
1967年ロンドンで、1909年から1929年にわたって世界のバレエ界を風靡したディアギレフ・バレエ団が当時使用した舞台衣装が公開されたそうです。
ニジンスキーやフォーキンが実際に着用したにとどまらず、レオン・バクスト(Leon Bakst, 1866-1924)、アレクサンドル・ゴロヴィーン(Aleksandr Golovin, 1863-1930) そして二十代のピカソ(Pablo Picasso, 1881-1973)やブラック(Georges Braque, 1882-1963)がデザインしたものであるということで、話題になったようです。
↑ バクストのデザインした「シェエラザード」(リムスキー=コルサコフ)の衣装
↑ ゴロヴィーンのデザインした「火の鳥」(ストラヴィンスキー)のための衣装
↑ ピカソがデザインした「パラード」(サティ)のための衣装
これらの衣装を着ているのはロイヤル・バレエ学校の学生たち。衣装は何と、このとき即売されてしまったということです。いま、どこにあるんでしょうか?