戦前の洋楽レコード専門雑誌『DISQUES』より、東京・銀座の名曲喫茶「ニッポン茶館」の広告です。
↑ 1936年1月号より。帽子をかぶったまま名曲を聴くのが流行っていたんですかね。和服の女性が背中を向けてて残念。
↑ 同年11月号。画期的大音楽堂設置、とあります。都下第一コレクション!
毎月17日にはディスク社(この雑誌の発行元)提供で「内地未発表」の新着レコードが再生されていたんですね。
お客さんは今のデジタル再生音と違った柔らかい、いい音を聴いていたことでしょう。この頃のSPレコードと再生装置で名曲喫茶を再現した店がもしあったら絶対行きたいです。
(ちなみに今でも銀座7丁目11−18には消防署があります。消防署の場所が当時から変わっていなければ「ニッポン茶館」は現在のニコンプラザの場所にあったことになります。)