ヤニス・クセナキス(Iannis Xenakis, 1922-2001)は1984年にも来日し、子供向けのUPIC教室を開いていたんですね。
場所はおそらく、横浜こども科学館。
UPIC(ユーピック、Unité Polyagogique Informatique CEMAMu)というのはクセナキス自身が考案した電子音響作成専用のコンピュータ。
一定の規則に従ってボード上に絵を描けばそれが音になるという装置で、「少数者の天分などはない。才能はもともと万人のもの」という思想のもとに誰でも楽々作曲できるようにと開発されたもののようです。
いまから30年以上も前ですが、ここに写っている子供たち、見てますか~?
クセナキスに現代音楽を教えてもらったなんてすごいですね。
(Focus誌1984年6月8日号)