大正末期の娯楽雑誌「苦楽」創刊号の表紙です。1924年(大正13年)1月1日号。
↑ 1977年の復刻版。
この雑誌のグラビアにロシアの名バレリーナ、アンナ・パヴロワ(Anna Pavlova, 1881-1931)の着物姿が掲載されていて驚きました。
「まさか日本の真似はしまいと思っていたら、アメリカへ行ったパヴロワ夫人は矢張りこの醜躰を演じつつある。彼女も一個の旅芸人にすぎなかった....と編輯子は大いに憤慨している。」とお怒りのようですが、自分は歴史的バレリーナの着物姿がうれしかったです。カッコ悪いと思ったらきっと着ません。
Wikipediaによるとアンナ・パヴロワは1922年に来日し8都市で公演したそうですね。その来日がこの着物姿に繋がっているに違いありません。
しかし、そもそも、この人は本当にアンナ・パヴロワ?