再び『レコード音楽』昭和9年1月1月号から、蓄音機関係の広告です。
↑ コロンビア蓄音機。デザイン的にはみんなほとんど同じでつまんねー
↑ 銀座西八、鈴木バイオリン「サイイン蓄音機」の広告。「サウンドボックスはサイイン病院に」とか意味不明。
(追記:サイインは「済韻」だそうです。hiro様、コメントありがとうございました。)
↑ 銀座・山野楽器の広告。ビクター・ラヂオ・エレクトロラJRE-31型
↑ 東京・神田の大蓄商店のナポレオン針。高音針、全音針、両音針が気になります。針によるトーン・コントロール?
↑ 神田神保町の名曲堂。アポロンの竹針とカッター(爪切りかホチキスに見える)。竹針はレコードが傷付きにくいんですね。
↑ 同じくアポロンの新発売竹針カッター。鼻毛切りそっくり。説明なしで見せられたら何に使うのかわかりませんね。
↑ これらの蓄音機・針でこのようなレコードが聴かれていました。耳ダンボのキャラクターがキュート
。。。いまでも蓄音機でSPレコードを聴かれている方って結構多いんでしょうか。
この前、蓄音機でシャリアピンなどを聴いている年配の人が竹針カッターの使い方を今度教えてくれると言ってくれました。また報告します~
「サイイン」とは、「済韻」と書き、当時の「バイオリン王」鈴木政吉が考案したヴァイオリン製作法を蓄音機に応用した画期的製品だそうです。さらに、「済韻法」によるサウンドボックスの調整もやっており、それを「サイイン病院」と表現していると思われます。
サイインは「済韻」ですか!
漢字だけ見てもどんなものなのかわかりませんが、良い音を出すための技術なんでしょうね。サウンドボックスの調整は「済韻病院」。。韻を踏んでいますね。
貴重な情報に感謝します。「済韻」がどんなものなのか自分でも調べてみます。