エビ、、、、子供が好きな食べ物である。回転寿司に行くと、エビと卵焼きは途切れることなく流れている。お子様目当てだ。お子様ランチにも海老フライは必ずついている。
色彩心理学的に、子供は赤色の食品を好むそうだ。赤一色というより部分的に赤が際立っている場合、その傾向が強くでるらしい。
ころもの後ろにちょこんと出ている尻尾。ボイルしたエビの紅白色。これにひかれるのだろう~軟質な食感も子供の嗜好に合っている。
時を経て大人になると、トンカツ屋で海老フライ定食を注文する男性閣下はほとんどいない。海老フライ = 女性、こどもの食べ物という、悲しい方程式ができてしまった。いにしえより、エビはその外観から甲冑を連想させ、武勇の象徴として喜ばれていたのに、、、、、、
思うに、漫画家の梅図かずお先生は、きっと毎日海老フライを召し上がってるに違いない。あの、奇をてらう服装と、邸宅。間違いない、、、、こどもがそのまま大人になったような方だし。
アメリカン・ロブスターが、フレンチのお皿に盛られると、オマールエビとなる
海老の王様、伊勢海老、イセエビといい、市場の大半は南半球からの輸入品だ。
回転ずしでくるくる回っているエビは、ブラック・タイガーといい、東南アジアからはいってくるものだ。
海老に含まれているタウリンは肝機能促進に一役かっているし、甲羅やしっぽにはキチン質という免疫力上昇の兵隊が潜んでいる。
ビールで乾杯のお供には、川海老や甘エビのから揚げをお勧めしたい。