一か月に、一、二度、無性にカップヌードルを食べたくなる時がある。生理的現象なのでどうすることもできない。近くのファミリーマートにかけ込んで、ビッグサイズのオリジナル(醤油味)を買い、胃の中に流し込む。
店内には、いく種類ものカップヌードルが仲良く配列されているが、どうしても
オリジナルをレジに出してしまう。冒険できない。
山口百恵やキャンディーズの歌が、幼年期を思い起こさせるように、カップヌードルのオリジナルは、味覚、臭覚、視覚を通じ、記憶の時間軸を30年まえにもどしてくれる。
僕は、小学生時代、ずっとカップ・ヌードルはアメリカから輸入された食べ物だと思っていた。外人女性がCM に登場していたせいもある。周りのみんなも同じことを思い込んでいたと思う。
カップ・ヌードルを爆発的にヒットさせた、背景となる出来事がある。皮肉にも
カップ・ヌードルの発売とほぼ時を同じくして起きた1972年の、連合赤軍浅間山荘事件だ。
極寒の中、機動隊員達がすするカップ・ヌードル。真白にあがる湯気、これがテレビに釘付けされている視聴者に多大なシズル感をあたえた。
韓国でラーメンというと、インスタントラーメンをさすそうだ。
海鮮チゲや、キムチチゲをつついた後は、即席ラーメンが鍋の中に入ってくる。
韓国レストランで、韓国風ラーメンを注文すると、小麦粉の生めんではなくインスタント麺で出されるが、これは本来の姿である。
以前、それを知らずしてお邪魔した韓国レストランで、、だされたラーメンの麺をみて、やはり日本人だからこうされるんだ。と、とんだ勘違いをしてしまった。
知らない、ということは時として無味乾燥な妄想を抱かせてしまう。。。。
本日のまとめ: 1 幾多あるカップラーメンの食に迷ったら、カップ・ヌードルのオリジナル(醤油味)に立ち返れ。
2 韓国でラーメンというと、普通、インスタント麺をさす