食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

さんずい

2009-05-26 14:02:19 | 日記
 あさり、とねぎの深川丼。漁師飯に由来する。江戸まで深川は漁業が盛んだった
 
 品川では、ふぐがとれていたと、江戸の専門書に記載がある。ただし、中毒死する人が多く、下魚として、人気がなかった。庶民の魚で、食べたい時にはいつでも
口にすることができた。

 江戸時代、もしくはそれ以前、現在の東京のかなりの領域が海、ないし川、沼であった。

 埋立地と聞くと、平和島、夢の島を思い浮かべるが、今日にいたるまで、東京のおおよその土地は、埋め立ての歴史によりきずかれてきたのである。

 池袋は、池と沼を埋め立て、干拓により、その土地がえられた。下北沢なども同様である。

 お気づきされただろうか。全てではないが、東京で、さんずい、川の字がつく地名は、以前そこが、海、川、ないし沼だった場合が多い。。。。。ということは、
大都市直下型の類の地震にみまわれた時、地質の弱さが露呈されるかもしれない

 港区や、渋谷区、下北沢などおしゃれな街に住むよりも、赤羽、練馬などの趣ある街に住むのもある意味、策かもしれない。