かつ = カツレツ、が短縮した呼び名
カツレツ = 小麦粉、パン粉、溶き卵などで包み揚げたもの。
ほぼ全ての揚げ物類は、本来、カツと称さなければいけないのである。エビフライ
、牡蠣フライではなく、エビカツ、牡蠣カツなのである。
学生時代、いもや、というサラリーマン、学生ご用達のとんかつ屋に常通した。
600円でお代わりし放題。万が一、お米一粒付けて返すと、倍とられるという、エコロジーとボッタクリのアンサンブルのようなお店だ。何度か、テリー伊藤氏をおみかけした。氏も、いもやの常連のようだ。
10年ほど前、上野の双葉というとんかつ屋にお邪魔した。「うま~い。。。。」
いもやの味に慣れ親しんでいた僕にとって衝撃的だった。消化器系が機能不全に陥るほどの感動だった。特にキャベツ、あれはキャベツではない。空虚な奥ゆかしさ
を煉り込ませた人工食物繊維だ。
上野のとんかつ屋御三家 ぽん多 双葉 蓬莱屋
上野に出向くと、どうしても双葉に行ってしまう。他のお店にお邪魔したことはない。
関西ではころもの中身に牛肉を使用する店が多いそうだ。ギュウカツだ。関東人としては、やはりとんかつはトンカツでなければというポリシーがある。
豚肉のほうが栄養価も高いし(ビタミンB1含有)。安いし。イスラム教徒ではないので、大いに豚肉を食べたい。
老舗、とんかつ屋デートをお勧めしたい。新しい何か、臨界点を越える何かが見つかるかもしれない( いもや、ではない。)
トンカツ屋の元祖は、諸説入り乱れているが、やはり、煉瓦亭。
ソースカツ丼の元祖は、間違いなく、福井のヨーロッパ軒だ。