先日、患者さんに「 セラミック 」ってどんなものですか? と聞かれました。 理解いただくには、少々大げさにポイントだけ説明した方がうまく伝わります。 小泉前首相のワンフレーズ演説の感じです。 「セラミックは、陶磁器のことですよ。 伊万里焼や、ドイツのマイセン、と同じです 」 満面の笑みで「 そうなのですか!」とうなずかれました。 陶磁器は、陶器と磁器とに分けられますが、ほとんど同じです。( ガラスになる成分の違いだけだと思います。 間違っていたらすみません。) 千年ほど前まで、磁器は中国でのみつくられておりました。何故なら、磁器をつくるための土が中国以外では発見されていないからです。 やがて、磁器をつくる技術が中国から朝鮮に伝わります。そして、豊臣秀吉の朝鮮出兵時に、その技法を知る職人を日本に連れてきて、我が国での磁器作成が始められるのです。 伊万里焼の誕生です。 ちなみに、磁器のことを英語でポーセレンといいますが、このポーセレンという単語、歯科業界では頻繁に飛び交っております。 なお、僕ら関東人は陶磁器のことを「 瀬戸物」と呼びますが、西日本の方々は「 唐津物」と呼ぶようです。
何となく、カップスターを食べました。 小学生の頃、カップヌードルはアメリカから輸入された食べ物で、それを真似て日本でつくられたのがカップスターであると、頑なに信じておりました。 同級生もみなそう思っていました。