今日、印象深い患者さんが数年ぶりにいらっしゃいました。 幼い頃にお母さんを亡くされ、プロサッカー選手を夢見て、高校卒業と同時に単身ブラジルへ渡られました。 夢叶わず、現在は土木作業の仕事に粉骨砕身されているようです。 静かな口調で淡々と話される彼の言葉が、不思議と僕の心に深く届くのです。 強い人だなあ~ 彼と接して常々そう感じます。 人の中には、その人特有の「強さ」があるような気がします。 ですから、必ずしも自分の精神性の強さを、人と比べたり比較したり、一喜一憂する必要はないのではないでしょうか。 寡黙な彼がそんなことを示唆しているような気がしました。 かびくさい話で失礼しました。 あしからず。