先日、インドで「太平洋戦争中のインパール作戦」の追悼式典が行われました。 各ニュースで盛んに報じられておりました。 日本陸軍が仕掛けた、世界戦争史上もっとも愚かな作戦の中の一つとして名高い作戦です。 ビルマを占領していた日本軍は、牟田口中将が立案した作戦に沿って、イギリス領インドのインパール地方を攻めることになりました。 つまり、ビルマから険しい山々を超えて、インドのインパールまでの長い道のりを行軍するのです。 紙面上割愛しますが、食糧難、疾病、イギリス軍からの激しい攻撃、などで、結果、数万人の犠牲者を出しただけでその作戦は失敗に終わりました。 現在も、日本兵、随行された捕虜、ビルマ人が行軍したビルマとインドとの山間の道は「白骨街道」と称され、戦争とは無縁の世界旅番組などで、時々紹介されます。 自分にとって、死ぬまでに訪れたい場所（道？）の一つであります。