初夏の代表的な花に「ひなげし」があります。 真っ赤な花びら、この花が「 虞美人草 」と呼ばれる所以は、中国の史記にある項羽と劉邦の戦いにあります。 虞美人草と同様、四面楚歌の由来も、項羽と劉邦の争いにあります。 性格も育ちも真逆なこの二人が天下を争った物語は、人間の生きざまを見事に描いておりますし、現代のビジネス、政治観にも通じるものがあります。 結果、劉邦が勝ち、漢という国をつくるのですが、この劉邦の奥さんは中国史上稀にみる悪妻として有名です。 こちらの方もお調べいただくと面白いでしょう。 まっ、「ひなげし」で瞬時に思い出されるのは、アグネスチャンの「ひなげしの花」といったところでしょうか。 ちなみにフランス三色国旗の赤は、ひなげしの色に由来があるようです。