先ほど、埼玉県歯科医師会の、「後期高齢者医療健康歯科検診」を受けに、75歳の男性が来院されました。 「 30秒間で、何回、つばきをゴックンできるか測りましょう 」とか、「パ、パ、パ、、、、と、10秒間で何回言えるか測りますね 」など、健常者、性格的に短気な方には、いささかまどろっこい検査に受け取られがちです。 「子供じみた検査のようで忍びないのですが、お口の機能低下、その予兆を調べるのに、非常に重要な検査です。 さらには、身体全体の機能低下を推察できるバロメーターでもありますから。 事実、舌の機能低下や、嚥下に障害のある方は、このような簡単なテストもうまくこなせません」と、先生っぽく(先生ですが~苦笑)お伝えしたところ、満足して帰られました。 だから、何だ!って感じですが、説明、フォローは、基本中の基本、非常に大切ですね。
昨晩、BSフジの討論型ニュース番組をつけると、政治のご意見番が3人、キャスターと対峙席で現内閣、ポスト安倍などにつて、話されていました。 岸田文雄政調会長について、どなかた、幹事長という感じではない、剛腕というイメージが彼にはない、というようなことを口にされ、ふと思い出したのが、田中角栄前首相。 角さんの政治家人生の中で、最も充実、油が乘って、生き生きしていたのは、佐藤栄作内閣での幹事長時代だったと、自分は考えます。 コンピューター付きブルドーザーの異名も、この時代に定着したものですし、日韓基本条約調印への国会における承認、その先に見据える、沖縄返還、この実現にむけ、佐藤内閣の水面下で剛腕をふるったのが角さんでした。政治家としてすべての能力を兼ね備えた角さんですが、中でも、交渉術はまさに天賦の才と言えましょう。幹事長就任前、通産大臣の時、前通産大臣の宮澤喜一氏が3年かけて出来なかった、日米繊維交渉を、わずか3か月で決着したことなどにそのけた外れの能力を垣間見ることができます。 話変わって~~ 先日、同番組内で、ロシアと中国が急接近、という流れ・事実を知りました。 事の発端は、アメリカのINF(中距離核戦力)全廃条約の破棄からです。 これを、中ロ両国は、アメリカが韓国や日本に中距離ミサイルを配備することの前兆ととらえ、軍事同盟的な匂いをちらつかせ、対米けん制にでている、ようなのです。 ネルチンスク条約やアイグン条約の時代から、縄張り争い、国境を挟んで、にらめっこ(現在も、中ロは長大な国境をはさんでにらみ合いをしております)、根深い不信感を抱いている両国が、軍事同盟、さすがに軍事同盟まで深化することは不可能な気がしますが、もし、同盟が結ばれたら日本にとっては大変なことになりますね~~ (事実、両国は、軍事データの共有、軍事システムのサポートをするまでに至っているようです) 現実問題として、日米同盟のさらなる強化を大前提に、日本は自主防衛力の大幅な強化か、中ロに政治的に譲歩しながら独立を維持するか、という選択をせまられるでしょう。 ただ、日本があまり軍事力を自主的に強化することは核武装も含め、アメリカは好まないでしょうし、そうなると、またアメリカから兵器をたくさん買わされちゃいますし、難しい時代を我々は生きていますね。 角さんだったら、アメリカ、中国、ロシア、に対し、どのような交渉をするでしょうか?