モールス音響通信

明治の初めから100年間、わが国の通信インフラであったモールス音響通信(有線・無線)の記録

幕末の電信創業へのあゆみ(その3)

2017年05月16日 | モールス通信
4.幕末動乱時の私営電信架設のうごき 慶応3年12月9日、王政復古の大号令が発布され、国政は幕府から明治新政権へ移された。 このころになると、すでに電信が近代国家にとって必要欠くことのできない利器であることは、知識人のだれもがみとめるところであった。しかし、騒然とした当時の国情では電信創業への道をひらくことは、ほとんど手がつけられない状況であった。 ちなみに当時の激動ぶりをみると、慶応4年( . . . 本文を読む