モールス音響通信

明治の初めから100年間、わが国の通信インフラであったモールス音響通信(有線・無線)の記録

幕末の電信創業へのあゆみ(その2)

2017年05月06日 | モールス通信
3.幕府における電信建設のうごき 列国から電信機があいつぎ渡来する情勢のなか、幕府においても電信の研究に積極的な姿勢をとっていたといってもよい。 万延元年(1860)1月22日、幕府は公式遣米使節団77名をアメリカ軍艦ポーハタン号にのせて横浜港を出港させた。このとき、軍艦操練所教授方頭取の勝海舟の願いによって、ポーハタン号の護衛として幕府の軍艦”咸臨丸”が同行することなった。咸臨丸には艦長勝海 . . . 本文を読む